自閉症スペクトラムと診断されて

2歳で境界知能ASDと診断された普通級に通う5年男子の成長ブログ 某中学受験塾に通っています

ABAセラピー集中せず

年始のセラピーは、わが家やセラピストさんの都合もあり、前回から半月も間が空いてしまいました。


小さい木の正方形の積み木のおもちゃ(学研のもの)を使用してセラピーを開始したところ、やりたくないからか、怒って積み木を遠くへ投げる。テーブルの下に落とす。片付けない。泣く。で、まったくセラピーにならず。
自分がやりたくないこと自分の思い通りにならないことには、とことん拒否反応。
息子はタングラムとか、パズルとか、反応がすぐに返って来ない、自分でじっくり考えないと出来いおもちゃが苦手。



セラピストの先生は、たぶん楽しさがわからないから、やりたいと思わないんだと思う。木の小さい積み木のおもちゃを使って、見本の絵と同じものが作れるようになれば、今後いろんなことが変わってくる。
と言われる。



仕方なく私とセラピストさんでやっていたら、「だめー!」と阻止。泣く。
挙げ句「ママきらーい!」だって。そういえば「ママやだ!」はあっても、「ママ嫌い」ははじめて言われました。
私は別に構いませんよ「嫌い!」で。
人から暴言吐かれることなんて、社会人経験上屁でもありません。
セラピストの先生には、ご主人と私でしばらく積み木を楽しそうにやってみて。そしたら息子もやるかもしれない。と言われる。



息子が癇癪起こしている間に帰りの時間になってしまい、息子は楽しみにしていた、いつも先生と最後にやる人形遊びタイムは無くなりました。
残念だったね、息子よ。
やりたくなくても、多少でも先生の指示に従っていれば、楽しい時間が待っていたのに。
もう知らない。勝手にしろ。好きに生きろ。(投げやり)



普段からいろいろ教えようと思って関わっても、拒否される事が多い。(タオルを2つに折るとか、お箸などなど)
教えることや関わることにコツがいるし、親の私がABA的な事を考慮しながら子どもと接することに最近疲れてきた。
4歳になってだいぶ指示が通るようになったけど、やっぱり指示が通りにくい。意図的に無視されるときがある。それが一番イライラする。



こんなに何度も教えても身に付かなかったり、指示にも従わない反抗的な態度を取られると、もう息子に対して最低限のこと(公共マナーやはさみ、おはしなどの身の回りのこと、読み書き、計算、言語理解など)すら身に付けさせることを放棄しようか…と真剣に考えてしまいました。
私が教えても、私の教え方では覚えられないのかもしれないし、本人に能力が無いのかもしれない。だったらやっても仕方ないのかな。と




主治医には丁寧に育てて。とざっくりな事を言われ、セラピストや療育の先生には、スモールステップで根気よく、ほめて少しずつ教えていきましょう。と言われる。
わかってはいるけど、先の見えない子育てに諦めのような気持ちと、いろんなことに疲れてしまったのだと思う。
子どものいろんなことを高めてあげたい!と苦手な部分をフォローしたい!とずっと思ってたけれど、この間の息子のABAセラピーを見て、完全に心が折れてしまいました。



それ以前に日常生活の中で応用行動分析(ABA)を取り入れながら息子と過ごすのに疲れてしまったよ、私。
ちょっとした一言も考えながら話してるんですよ。
何も考えてなければ、息子が幼稚園から帰ってきておやつを催促したら「手洗って!」とか「手を洗っわないとおやつ食べられないよ」って否定的なことを言っちゃうけど、ABA的な感じだと「手を洗ったら、おやつが食べられるよ」と前向きに言うというか、否定的な言葉がけはしない。
こんなこと考えながら生活するのは、私にとって結構ストレスになってるんです。




出来なくても、息子のことを受け止める。受け入れる。
息子にいろいろ教えようとすると、うまく行かないことがほとんどで、日々挫折感というか、無力感が半端ない。
もうこれ以上頑張れないので、私のやる気が出るまで(もう二度とやる気が出ないかもしれないけど)頑張るのやめようかと。
幼稚園や療育、通院、ABAを受けさせることに関して最低限の事だけしていようと最近思いはじめました。


これって発達障害児を持つ母親がなりがちな鬱の一方手前??
年末から今も風邪のような体調不良が続いてるし。私メンタル普通と思ってたけど、そうでもないらしい。
昨年秋頃にも、メンタルの落ち込みがありましたが、それ以上のメンタルの落ち込み、モチベーションの低下が半端ない。

子どもの療育が負担に感じる理由

以下は自閉症スペクトラム児を育てるいち母親の私が勝手に感じていることとご理解ください。



以前療育先でママだけ自由にお話出来る時間が設けられたのですが、どのママも口を揃えて療育を受けさせるだけでも親はしんどい。疲れる。負担とおっしゃっていました。
もちろん私もです。



子どもに療育を受けさせていると、時間的にも縛られるし、低年齢だと親も参加しないといけない。大なり小なり費用もかかる。



上記以外にも療育を負担に思う理由があるとすると

・親が療育的な部分を学べない

・療育に通わせたとしても結局のところ障害児なんだし。とか、定型発達の子に追い付くことはない。という諦めの気持ちになってしまい、前向きになれない

・療育施設では、子どもの出来ない部分を目の当たりにすることも多いので、子どものあるがままの状態を見たり受け入れるのが辛い、疲れる

・本当に子どもの為になっているのか?本人が必要としていることなのか?という素朴な疑問

・親から見て子どもの良い変化や成長が見られない



からだと思う。
そういうことが複雑に絡み合って、毎週幼稚園や保育園を早退してまで通ってるけど療育って意味あるの?とか今の療育先が子どもと合っていないのか?などと親は考えてしまう。
先生は熱心に子どもの為に力を尽くしてくれているのは重々承知してはいるが、子どもに変化や成長を感じられないことで、療育に対する不信感が沸いてくる。
その結果親が療育を負担に感じてるのだと思う。



実際、療育歴1年目の親と療育歴2年目以上の親では、療育を受けさせるスタンスが明らかに違う。
息子の療育クラスに関して言うと、昨年も療育を受けていたお子さんの出席率が明らかに低い。



現在息子は自治体の週1回の集団療育、言語療法と作業療法が各月1回、心理士による発達チェックが2ヶ月に1回。
自費で週1回のABA
金銭的にも精神的にも、これが今の私の限界かな。
こんなにお金をかけているのも、もちろん息子を思っての事なのですが、可能な限り今出来る最善を尽くしたい。

「子どもに療育を受けさせない、療育的な関わり方をしないというのは親の怠慢ではないかと考えるから、できる限りのことをしてあげたい」

「後々療育を受けさせなかったことに後悔したくない。」

という私の気持ちだけで、現在も日々突っ走ってる状態です。
自分ではどうしても出来ない部分を他者に委ねる事で私が息子を療育している気になっているところもあると思う。


母親だけではやれることに限界があるので、どうしても療育先やセラピストに頼ってしまうし、専門家に伸ばしてもらいたいと必要以上の期待をしてしまっている部分がある。
それぞれの子どもによって生まれ持った特性や状況、潜在能力も違うので、療育にも限界があるのだが、親は子どもに関してどこか諦められない気持ちがあったりもするから、いろんな感情に押し潰されて悩んでしまうし、負担に感じるのかな?とも思う。


うちも実親や主人が、たまにでも私の代わりに息子の療育付き添ってくれれば助かるんだけどなー。(主人は療育の日にたまに有給取ってても絶対療育には行かない。)
仮に家族の手助けがあったとしてと、結局は療育を負担に感じない親はほとんどいないと思う。
療育もいつかは終わるからと開き直って、それまで親は子どもと丁寧に関わって行くしかない。
息子は小学生になっても何らかの療育は続けるよね、きっと。
とりあえずは就学前まで療育通い頑張ります。

自分の物は自分で選ぶ

時々時間を見つけては自閉症スペクトラム関係の記事やブログを見て情報収集しています。


最近読ませていただいたブログの中で参考にした方がいいな。と思ったことがあったので書き留めておきます。



そのブログの方はお子さんがすでに高校生(自閉症スペクトラムの人)ですが、自分で選んだ洋服を脱ぎにくいと文句を言いはじめて、結局洋服は自分で選んだ事を思いだし、「こんな服買ってきたお母さんが悪い!」とか言われることもなく、丸く収まったのだとか。
会話のやり取りの中で、幼児の頃から子どもには自分の事を極力自分で選ばせてきたことをお母さんも思い出したのだそうです。



うちも毎日ではありませんが、洋服や下着を自分で選ばせています。気がついたら勝手に自分で好きな服を着ていることもありますし。
最近では義母が来年用にコートを買ってくれたのですが、義母が選んだ青ではなく、色違いの赤がいいと言いだしたので、赤のコートを買ってもらっていました。



身近な物をすべて子どもに選ばせるって、親の方が根気が要ります。
日々子どもと一緒にいると忙しいときとか、疲れてるときに親がいろいろお膳立てしちゃいがち。その方が早いし。1日がスムーズに終わる気がする。
子どもの行動を待っているのが面倒だったりじれったいなと思うときもあるしなぁ。
そのお母さんはどうしても自分が決めた洋服や物が無理なときは、根気よく説得して我慢を覚えさせる。
2択に出来るときは、こっちとこっちどっちがいい?とやっていたそうです。


この高校生のお子さんは、自分で買い物に行って家で作って食事することもあるそうです。すごい!
お母さんが用意する食べたくない食事より、手間でも自分で作る物の方がいいらしい。
お母さんが体調が良くないときとか大助かり。



日々の積み重ねが子どもの自主性を育むことにつながるんですね。
子どもがある程度大きくなったときに、結果として親が楽になるのだそうです。
ほー!参考になります。
明日から意識していろいろ選ばせるようにします。

自閉症スペクトラム児のヘアカット

うちの母(ばあば)は元美容師。
息子は赤ちゃんの頃から、月に1回実家に行ったときに、ばあばに髪の毛を切ってもらっていました。



1歳くらいの頃は当然じっとしていられませんから、息子が遊びに夢中になってじっとしているときにリビングでちょこちょこっとカットをしてくれて、嫌がるときには無理強いせず、時には翌日に持ち越してカットをしてくれてました。
本当に短時間です。3分もカットしていないと思います。
母が元プロというのもありますし、孫に超甘いばあばなので、じっとしてて!とかネガティブな強要する言葉がけは一切無かったです。赤ちゃんの頃の息子は特に髪の量が少なかったので、ちょこちょこっとカットする程度の短時間で済ませられましたし。
「髪の毛かっこよくなったねー!スッキリしたねー!よかったねー!」と母も私も声かけをして、お風呂に入るというのが多かったです。
今思えば、息子が赤ちゃんの頃から母が上手に接してくれて、髪の毛を切ることが嫌なこと、不快なことにならなかったら良かったのかもしれない。
お母さんありがとう(涙)



2歳頃もそんな感じで、髪の毛を切られる事に慣れてきたのか、1歳の頃よりもヘアカットを嫌がらなくなりました。2歳後半頃からはバリカンを使っても大丈夫でした。ばあばにやってもらうから安心っていうのもあるだろうし、過去に何度かじいじがバリカンを使ってカットされているのを見ていたからかもしれません。



3歳になる少し前に主人が息子を子ども美容室に連れて行ってくれたのですが、車のカット台が気に入ったのと、初対面の人には人見知りなのかどうしていいかわからなくて固まるので、暴れたり泣いたりすることなくされるがままに美容室でおとなしくカットを受けていたそうです。てっきり大泣きして嫌がると思っていた私はびっくり。3歳直前にかなり癇癪が減っていたので、美容室が何をするところか理解出来る、不安な事があっても多少我慢することが出来る時期に入っていたのかもしれません。
2歳半頃に美容室に連れて行ったら、多分暴れるか大泣きして全然ダメだったでしょう。



息子が幼稚園に通いだし、なかなか私の実家に帰れなくて、髪の毛切らないとなぁと思っていた3歳半の夏、たまたま空いていた近所の美容室に入ってみました。
息子ははじめての場所に泣きはしないものの戸惑っている様子。美容師さんに3歳でも大丈夫ですか?と確認すると、泣かなければOKと言われたので、息子にはすぐに終わるから。髪の毛チョッキンしてかっこよくしてもらおうね。涼しくなるよ。と言い聞かせて椅子に座らせる。
息子は不安らしく、困った顔をして泣きそうになる場面もありましたが、そばに私がいて大丈夫だよ、だんだん髪の毛かっこよくなってるよ!と励ましなだめすかして、何とかカットブローが終了。バリカンも大丈夫でした。
美容師さんにはお利口だったねー!じっとしててえらかったねー!とほめられた上に飴をもらい、息子はまんざらでもない様子(笑)



次の日、幼稚園では朝一番に担任の先生に「髪の毛切ったよ!」と話しかけたのだそうです。
普段先生にまったく話しかけない息子が話しかけてきたのでとてもびっくりしたそうで、私に後日報告してくれました。
療育クラスの先生にも、同じように髪の毛切った報告して「かっこよくなったねー!」とほめられご満悦(笑)



療育の先生は、息子が美容室でカット台にじっと座っていられた事にとてもびっくりしていました。
そりゃそうです。
普段療育クラスでじっと座ってたり、座れなかったりだし、嫌な時には暴れて寝転んだり、嫌嫌と連呼したり、泣き出してしまう子です。
親の私もびっくりしてますよ。



お子さんのカットは親がやっている人が多いと思うんですけど、私がカットすると時間がかかる上にプロのように素敵に仕上がらない。じっとしてて!とか不必要な叱りや注意をしてしまう。
美容室に行く→髪の毛を切ってもらい、かっこよくなる→ほめられることが増える
という、メリットがある場所だから大人しくしているのかな。と感じています。
美容室に嫌がらずに行ってくれるので、私のストレスも1つ減りました。



自閉症スペクトラムのお子さんって、髪の毛を切られるのを嫌がる事が多いと聞きます。
中には仕方なく寝てる時にカットする親もいるみたいですし。
療育施設で髪の毛が長めの男の子を多く見受けるのは気のせいだろうか?!

療育で無理をさせない。について考えてみる

息子の主治医の先生から毎回診察の度に


「幼稚園に行ってるだけで頑張ってますから、療育は週1回くらいにして無理をさせないで」


と言われています。
信頼している専門医が言うことですし、私自身パートですが仕事をしていて疲れていたり、忙しいこともあり素直に指示に従っています。


息子の主治医がなぜ毎回しつこく無理させるなと言うのか?ちょっと私なりに考えてみたり、調べてみる。




とあるブログの方がこんなことを書いていて、目から鱗でした。


療育を受けていると子どもは伸びるし成長する。


ただ子どもにとって適切な療育を受けていると疲れる。


普段通っている幼稚園、学校や療育機関で適切ではない療育、授業を受けていたとすると、大抵「つまらないorわからないから集中力が途切れて、課題から意識が離れる」ことが多くなるだろう。


そんな状態だと当然本人の気分も良くないだろうし、やる気も意欲も下がってしまうことは容易に推測されます。
この状態を別の視点から見てみると、授業や療育に熱中していない分エネルギーの消費も少ない⇒疲れにくくなるのではないか?


もし適切な療育を受けた場合、本人のレベルに合っている、意欲を掻き立てられ、スモールステップで達成感が満たされ、気持ちが高揚…という状況が持続する状態。
つまり少なくとも今までよりは熱中していることになるので、子ども自身の消費するエネルギーも増える、ということになりますから、それだけ疲れやすくなってしまうのでは?


適切な療育を受けることは本人の成長にとって好ましく、良い影響を受けることは間違いないでしょう。
けれどその反面、疲労からくるさまざまな短所・不都合(不適切な行動)が発生する可能性も高くなる、ということは頭に入れておく必要があるだろう。


なお、これらとは別次元のお話として、子どもが疲れた時に見せる沸点の低さとそれに伴う不適切な行動を学校や療育の先生に見せることは、それはまた違った一面に気付いてもらえるチャンスだとも言えます。この不適切な行動への対処法を一緒に考えるためにも有益なこととなる。


こう考えると、適切な療育も両刃の剣となる部分があるのと、更に療育を深化させる可能性を獲得できる機会の両面があることに気付かされます。
世の中を一面だけで捉えることは、視野を狭くしますし、結果として損をすることにつながるのではないか?
(以上抜粋)



↑こんなことを考えられる親がいるなんて、すごい!の一言に尽きます。
療育ママ歴2年目の私にはそこまで療育について冷静に考える余裕がありませんでした。


息子に置き換えて考えてみると、自閉症スペクトラム児の息子にとって幼稚園という場所は、基本的に遊べるし、先生もほめてくれるし楽しい場所ではあるが、特性を踏まえて配慮された環境な訳でもなく、苦手なことや出来ないこと、戸惑いも他のお子さんよりは明らかに多いはず。
場合によってはスモールステップを踏まずに、はいやって!と有無を言わさずやらないといけない本人にとっては試練の場所でもある。


はじめての経験や馴れない環境、苦手とする事に不安を感じることが多い息子。定型発達のお子さんが難なくこなせることや不快に感じないことも、自閉症スペクトラム児の息子は脳機能の違いにより、見方や感じ方、感覚が違うから、親が思う以上に幼稚園での時間は神経をすり減らして、自分なりに頭をフル回転させて、不安になりながらもなんとか日々をこなしているのではないか?


幼稚園でも日々頑張って、さらに週1回の療育でスモールステップでいろいろ頑張ってしまって、毎日頑張っていたら子どもだってストレス溜まって疲れてしまう。
無理をさせすぎることで、幼稚園に行かないとか、行ったとしても幼稚園の活動に参加しない、癇癪などの不適応やまわりから見て不適切な行動が出るかもしれない。その事が本人にとって貴重な学びや成長の機会の喪失につながると思う。

子どもも好きなように遊びたい、過ごしたい時だってあるだろうから、療育浸けの日々にはせずに、家庭で親が適切な関わりをする必要がある。
ストレスを感じない、無理をさせない時間も適度に設けたほうが良い。
子どもに無理をさせて二次障害になってしまったら、後々大変だから。とか
主治医の先生はきっとそんなことを考えて、無理をさせないで!と私にいつも言うのだと理解していますが、どうなんでしょうねぇ?


息子にとって療育は、まったくやらないのはダメだし、かといってやり過ぎてもダメなのものなんだと思います。何事もバランスが大事ということなのかな。

本音を言うと、家庭での関わりは正直どうしたらいいのかわからない。なのでついつい家では息子とだらだら過ごしてしまう。
私が疲れ過ぎていたり体調を崩しているときは、iPadや録画したテレビ番組などを与えて、なんとか最低限の家事をこなしながらやり過ごしているという現状。
療育的な関わりを自分でするのは正直しんどい。お金が許す限り療育を外注したい。
表現が不適切かもしれないが、もう少しだけでもいいからプロに丸投げしたい。


子どもと家で2人きりの時間を減らしたいし、療育を増やしたいと思う私に対して、息子の主治医は療育は基本家庭で親がやれという。
相反する状態なのがなかなか辛い。
自分の思うようにならないのが子育てだったり人生ではあるんだけれども、やったこともなければ教わったこともない、ハードルが高いこと(療育的な適切な関わり)を家で自分で調べて考えてやれ!というのはなかなかしんどいものがある。

ちょっと発想を変えてみて、療育ではないけれども息子が好きそうで、息子がなんとかやっていけそうな習い事の日を増やしたらいいのかも?
そんな習い事あるのか?
少々ネガティブな理由で、今年は息子に何か習い事をさせたいと思いはじめてます。

息子4歳0ヶ月の成長記録

・身長100センチ、体重17kg


・言葉に関しては、会話は3語文が中心。

1年前頃はおうむ返しが頻回でしたが、今ではほとんどありません。2歳半頃から幼稚園に入園して2ヶ月くらいまでが酷かったですね。
言葉や会話の内容が多少理解できるようになってきたのだと思います。
ジャーゴン(わけのわからない、ちんぷんかんぷんな言葉)はほとんど聞かれなくなりました。
言語理解力が上がったからなのか、私の指示が格段に通るようになりました。

人からの問いかけに答えられることは増えてきたものの、質問の内容がわからないときに、意図的に無視するか、全然関係ないことを言い出したりします。
わからないなら「わからない」と言えばいいのですが、こちらから「わからないの?」と聞くと「うん」とは言いますが、わからない事がダメな事と思っている感じ。
わからないなら、わからないでいいんだよ。わかんない。とお話してと繰り返し説明していますが、自分の気持ちや状況を伝えるのが難しいみたいです。
以前よりは、自分の気持ちを言葉で人に伝えられることが増えました。



・排泄はトイレで出来る。
自分でおしりを拭ける。(私が仕上げ拭きしますが)
夜寝るときは、週の半分以上はおねしょをしているため、夜だけおむつ。
お漏らしは月に1回あるかないか。
幼稚園では年少に進級してから今まで1度もお漏らし無し。


・手先に関しては、お箸はまだ難しいらしくテーブルに置いてあっても使おうとしない。
ハサミは角度をななめにして切ろうとするので、まだ正しく使えない。
ボタンは出来るが、ブラウスのような小さいボタンは少し時間がかかるが出来る。


・着替えは洋服の前と後ろがまだよくわかっていない。たまに前後反対に着ているけど、自分でほぼ着替えが出来て、リュックは自分で背負える。
洋服を畳むのは本人もやりたがらずまだ出来ない。


・食事は相変わらずの偏食。特に野菜はトマトと野菜ジュース以外は食べない。ハンバーグやお好み焼きなどに混ぜると食べる。


・幼稚園での着席状態良好。行事も問題なくこなしている。工作や絵はあまり好きではなく先生に手伝ってもらっている。
幼稚園では数人仲良しのお友達ができて遊んでいる。


・4歳のお誕生日に自転車を買ってもらい、補助付きではあるが、自転車に乗れるようになった。


・ひらがなは多少読めて、漢字も好きな電車の駅名は教えてもいないのに好きだから覚えていて、ひらがなも「し」「つ」「く」のような簡単なものなら書ける。



4歳の息子の近況はこんな感じです。出来ないことや苦手なことも多い息子ですが、療育や幼稚園の先生の優しさのおかげで、息子は今のところ自己肯定感や、自己効力感が下がらないで過ごせているようです。


1年前の今頃は、息子幼稚園無理かも。と思っていたので、楽しそうに幼稚園や療育施設で過ごしてくれているだけで上出来です。
今年は私が無理しない、子どもに無理をさせない、イライラしない、時には手を抜く、頑張り過ぎない程度に日々を過ごすことを目標にしたいと思います。

療育の先生との面談

今週で今年の療育も終了。
担任の先生との面談がありました。



2学期の到達目標は「思いと違っても受け入れられることが増える」
具体的には自分の番が来たときにやる、やらないを言葉で伝えられる。(社会性)
片足でバランスを取る(粗大運動)
やっていいこと、いけないことを知り、守ろうとする。(対人社会性)



今学期に設定した課題は、ほぼクリア。
先生からは、◯◯くん(息子)は教室でもすごくよく出来ているから、お母さんが何の為に通わせているのか?と思ったりしないか?とか、お母さんがもう療育は卒業かなと思っているのでは?と言われて私びっくり。
こちらから卒業させようなんて思った事も無いですし、親の私がどう贔屓目に見てもうちの子、言うほどいろいろ出来てませんよ?



先生には…
いやいや、1学期よりはだいぶマシになってきましたけど、出来る子とは思えませんし何の為に通ってるんだろうとは思ってないです。
最近でこそ、ぐずらずに課題をやることも増えたけれど、嫌だと泣き出したり、座っていられなかったり、意味不明なことを言い出したり、大人(特に私)の指示に従えなかったりしますから。

主治医には週1回は療育を受けさせるように言われていますし、うちは来年度もこの教室で療育を受けさせたいと思っています。
今後例えば字を書く練習を丁寧に教えて頂けるし、家ではそんなにやっていない本人が苦手な工作や絵をやる機会が療育ではありますから、家でなかなか出来ないことを療育でやっていただけるので助かります。と先生にはお伝えしました。


来年度もうちの子療育受けられますか?と聞いてみたら、お母様が希望すればそのまま受けられますよ。と言われひと安心。



うちの子診断ばっちり付いてますし、発達が平均より遅れていて境界知能ですから、保護者から療育受けさせたいと言われれば、そのまま継続なようです。3歳から療育受けさせることが出来てよかったよ。年中からだと入れたかどうか…
何度も書いていますが、今の療育施設にたどり着くまで本当に大変だったんですよ。なので簡単には辞めさせません!本人も教室が楽しいようですし、先生も熱心な方ばかりなので、就学前まで今のところで療育を受けさせようと思っています。



先週別の先生から、このクラスは出席率がいいんですよねー。今年もあと1回ですからなるべく休まずに来て下さい。という話になって、うちの子のクラスは10人クラスで今週6人参加、先週は7人。
毎回6~7人しか来ないの。
休んでも別の日に振替が出来るわけでもないし、週1回の事なのに結構お休み多くないか?と思っていたのですが、うちの子のクラスはこれでも出席率が良いっていうのに衝撃。
毎回ほぼ休まず来ている子はうちを含めて年少から入れた3人。この3人ともやっと入れた療育施設だし、1年目ってこともあってママも必死で通わせてるから、この3人が出席率を上げてると思う。
2歳台から通っているお子さんのママ達とは、ちょっと違う必死さがあるような気がする。
2年目になると無理しない程度に療育を利用するようになるのか?
それと、高額な習い事とは違って月に4000円未満の負担だし、行かなくてもあまり損した気にならないのよね。良くないとは思うけど。
親にとって療育施設って病院のリハビリのような、学校とか塾の補修受けているような、そんな前向きに行こうと思える場所ではない。
年少と年中クラスは親も一緒に教室で参加しないといけないのが、なかなか疲れます。



今の療育施設での集団療育36回。
個別の17回も合わせたら合計53回。
そんなに通ったのね!息子も頑張ったけど、さらに頑張ったわー、私が(笑)
とりあえず来年度も療育に通えることが確定したし、息子は幼稚園も療育施設も大きな問題も無く過ごせているようですし、言葉の面や情緒、手先のことなど、まだまだ課題もありますが、親としては多少穏やかな気持ちで正月が迎えられそうです。