自閉症スペクトラムと診断されて

2歳で境界知能ASDと診断された普通級に通う5年生男児を育てる母の子育て記録

1年生 1学期の通知表

昨日で1学期が無事に終わりました。

息子は皆勤でした。風邪を引くことも無く頑張っていたのですね。

で、息子の通知表を見てみると.....

 

 

学習面も行動面も全部「できる」でした。

 

 

1学期の通知表は「できる」か「もう少し」のどちらかなので、どの子もすべての項目に「できる」がついていると思われます。

とりあえず「もう少し」がゼロでよかったです。

 

 

先生からのコメントには、息子さんは手を挙げ積極的に授業に参加しており頑張っています。というような内容が書いてありました。

 

 

小学校の通知表は正直どうでもいいので、塾の勉強内容を理解して、テストの点数が取れるように、偏差値が平均以上になってもらいたいものです。

いつになったら学習面が伸びるのだろうか?

中学受験と発達障害児

スカイのブログのスカイさんの記事がとても参考になりましたので、自分の考えも交えて記事にします。

 

一部記事を抜粋

 

「男子校」「女子校」の良さ

話の内容をいくつかメモしたのでリストしますと、

 

・同じ性別の子がたくさんいるので、クラス替えをしても、部活に入っても自分と合う子が一人二人は必ずクラスで見つかった。

・男子校、女子校をわざわざ選んで来ている人は、自分たちと同じ経験(いじめや疎外感など)を小・中学校で経験してきている子がそこそこいたから、優しい子も多かった。

・先生方が、面白い対応をしてくれる。生徒が個性的なら先生も個性的。

・一人で男子校、女子校を選んで来ている子の集団だから、何かと「入学した目的」がある子が多かった。だから入学後数か月経つと、入学時期ぐらいは暇でいじめが多少あっても、その後はみんなそれそれの「目的のために忙しくなる」ので落ち着いた。

・個性的な子が多くて、自分が目立たなかった。

・いじめ、からかいにあって困っても、クラスの同姓生徒人数がそれなりにいるので、耐えて過ごしていたら部活や、仲たがいした子がグループを外れたりして、ころころグループも変わって、ずっと困るということがなかったので卒業まで過ごせた。

・人数が少ない学校だと、先輩や後輩との人間関係もあるから、それで助かったこともたくさんある。

・部活がびっくりするぐらいオタクなものがあったり、自分が好きな分野の同好会を作ったりできた。活動を学校が応援してくれる。

・大会や遠征で学校や先生、先輩がバックアップしてくれるから、バスも出してくれたり自分が移動しなきゃとか、そういう心配がなくて学校のサポートがありがたかった。

・いじめをした子・しようとする子は、結局あとで嫌われる。だからいじめがなくなっていく。意外といじめる側が「出るくぎは打たれる」感じで大人しくなるパターンが多い。部活ではいじめ的な言動していた子に上級生の指導が入ったりした。

 

 

などが主な意見でした。ただ、これは中堅校の子達の意見です。勉強ができる、いわゆるトップ校の男子校、女子校に入学した子達の話では、以下が上にプラスして出てきます。

 

・先生方の授業が個性的でとても面白い。独自の教え方がある。

・個性が強すぎる子がちらほらいる。生きにくそうな子もいる。逆に大人のように世渡りの上手な子もいる。

・自分がいた女子校の女子はメンタルが強すぎるぐらい強い、というか気の強い子が多かった。意見がぶつかる時もあるけど、不思議とそれでケンカとかにはならない。ただ個性のぶつかり合いがすごい。

・メンタルが豆腐の子が何人かいた。その子達への理解ができる先生(変わった人)もいて、なんだかんだ言って卒業まで頑張っていた。

・いじめに関しては、そんなに暇なの?みたいに、いじめる側の方がバカにされる感じなので、いじめまで発展しない。結構みんな大人な感じ。あってもこそこそ陰口程度。

 

などです。学校見学を2年間、3年間と続けて、オープンスクールや授業見学、部活体験などに行くと「だいたいどんな学校でどんな人がいる学校なのかわかる」とのことで、とにかく受験前にほとんどの入学希望の学生向けのイベントには参加していて、そのうえで吟味して選んだようです。

 

引用終わり

 

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私自身が高校まで公立で、正直公立の学校が教育の場として良いとはとても思えませんでした。

実家の経済状況もあり、私立を第一希望にはどうしてもできませんでした。

都内なので学校はそこそこあるとはいえ、高校受験の時に公立を第一希望にした段階で、偏差値を考慮すると選択肢がほとんど無いというのは嫌でしたね。とりあえず偏差値的に行けそうな学校へ行きました。

そんなだったので高校時代はそれなりに友達もいたし、部活に打ち込んではいたけれど、悶々とした暗黒の3年間でした。私が求めていた環境とは違っていたんです。こればかりは入学してみないとわからない部分でもありますが。

 

 

私自身は公立で何とかなったけど、息子の特性や性格を考えた時には正直合わないなと思うんです。

これは根拠は無いけど親の勘。

中学の内申制度。充実しているとは言えない部活。様々な家庭環境、学力、性格の子どもがいる複雑な環境に放り込むのはちょっと違うのかなと。

公立を否定している訳ではありませんし、問題なさそうな子ならそれはそれでいいと思うし、何の迷いもなく公立に入れていたと思う。 中高一貫校の私立も中学からしか受け入れていない所が多くなっているというのも、絶対に中学受験をさせたいと思う理由の一つです。

 

 

息子は今、中学受験塾に通っていますが、相変わらずの低空飛行。親の私が辞めさせたくなりますが、ぐっと我慢。

上位校狙いの子が通う塾ということもあり、幼児期に小学校受験勉強をしてきたお友達、幼児教室に通っていたようないわゆる出来るお友達が集まっています。

親の財力、母親が専業主婦かどうかは子どものテストの点数との相関性があるというのが、一般的な傾向ですから、ある種不思議な世界です。息子が出来ないと親は切ない気持ちになるものなのですね。

 

息子が出来る子だったら確実に1年生から塾に入れていないので、そういう意味で息子は「出来ない子は金がかかる」の典型。

しかも勉強してるにも関わらず、点が取れないという残念さ。

上位校ばかりが学校では無いので、息子が生き生きと学生生活を送れるような学校を探して、入学して欲しいと願っています。

コメントの返答です

Tamaさんへ

 

私のブログを端から端まで読んでいただいてありがとうございます。

 

 

たまにしか癇癪が無いなんて!なんて親孝行なお子さんなんでしょう。羨ましすぎます。

うちの息子は親族が全員ドン引きするような、通りすがりの人から白い目で見られるレベルの癇癪でしたよ。もう子どもは要らないと思うくらい。そんな息子の1〜2歳ごろが今では懐かしいなーと思ったりもします。

 

 

医師にもよると思いますが、2歳くらいだと専門医もちょっと見ただけではわからないことが多いので、親に普段の話を聞いて必要だったら診断付けるという感じだと思います。

息子は診断名がついたから、優先的に療育が受けられました。

息子の領域仲間で素人の他人が見ても明らかな自閉っ子でも診断は付いていないと言っていたお母さんが何人かいたので、診断するかは医師によるのでしょう。

 

 

診断があっても無くても子どもは子どもなので、親ができる範囲で子育てすればいいと思います。本人と親が困っていないのが一番。

私はその年齢の平均くらいの事ができるように、幼稚園や普通学級でやれるように、という事をいつも考えていました。

親ができることには限りがあるので、家庭でも取り組めることはやりつつ、園や習い事など、家庭以外での環境調整をしてあげるのが息子の場合は良かったように思います。

 

 

おうむ返しやジャーゴンはその子が言葉を習得するために必要なことだからそうしてると医師に言われて、なるほどなーと思いました。

息子が5歳の時に知ったので、2歳の時に知りたかったなー。知っていたらこんなに悩まずに怒らずに済んだのにと思います。

エコラリアとジャーゴンがあまりにも頻回だったので、聞いているこっちがうんざりしてしまってやめてほしいとよく思ってましたね。くるくるもよくやってましたよ。

2歳くらいだと、自分のやりたくないことはやらないのはよくあることのように、今となっては思います。

 

 

息子は今でこそ定型児っぽいのですが、2歳の時は自閉の世界どっぷりな子でした。3歳になってもおむつは外れていなかったし、会話が成立していませんでしたね。

普通の幼稚園や小学校の普通学級は難しいかもなと不安になるレベルでした。実際主治医にも3歳の段階で普通級はギリギリと言われていましたし。

他害やパニックが無いのが救いで、癇癪も年齢と共にほぼ無くなり、幼稚園では突然人格が変わって大人しくなり比較的うまく適応していました。悪目立ちしませんでしたので、まわりから見たら特性がわかりにくいのでしょう。

今でも感覚(味覚)過敏や運動面のぎこちなさはあったりします。言語面の発達が遅く、言語理解力が低いので定型児よりもいろんな面で何かを理解したりできるようになるのに時間がかかる子です。

そういう特性は他の子よりもあるけれど、そこそこ周りに適応している。という感じでしょうか。

 

 

もし私が何も知らずに育てていても、今の発達段階の息子になっていたのかもしれませんが、

診断がついていなかったら、私がかつて育てられたように、もう少しのんびりと育ててたと思うので、今よりもいろんなことが微妙に出来ない子になっていたでしょうね。

私に怒られてばっかりで、あんまり自信の無い子に育っていたと思います。療育のおかげなのか自己肯定感が高いように思います。

子どもがどう育つのかは本当にわからないものですね。

 

 

Tamaさんのお子さんはまだ2歳。

発達に不安があるようでしたら、専門医に相談してもいいし、今後も継続して発達相談を受けてもいいかもしれません。

大変な事もあるかもしれませんが、時には息抜きしつつ、お子さんと沢山素敵な時間を過ごしてくださいね。

お子さんの成長を応援しています!

公立小学校が衝撃的過ぎる件

息子

学童にいたら、○○(クラスメイト男)がさー、算数のプリントがわかんないから、やってよ!っていうから、しつこいし仕方ないからやってあげんだよ。

 

えっ?何言ってるの??

この宿題簡単だよ?もしわからなければ家で親に教えてもらってやればいいのに。

息子がやってあげちゃうと、○○くんが勉強する機会が無くなっちゃうから、それはよくないんじゃない?という話をあきれ口調でしました。(どうでもいい話なので)

 

 

その子は親が放置気味で、乱暴で口が立つので、いろんなお友達と喧嘩が絶えないらしい。

その子以外にも、いろいろやらかしちゃう子が何人かいて、自閉っ子の息子なんて無害だし超普通な存在です。

立ち歩いたり、問題起こしたらどうしよう?とか、人とコミュニケーション取れなかったらどうしようとか入学前は心配してたけど、普通に過ごせている様子。

やっちゃうタイプではなく、被害にあっちゃうタイプなようです(泣)

 

 

プリントとか文房具とか物は無くなる(自分でなくすのも含む)外国人が結構多くて日本語微妙な子もちらほら。

比較的大規模校なので、きちんと授業に参加できていれば目立たない。

最近、校舎の前で、校舎に入れなくて親に付き添われて泣いてる子を見かけたりとか。廊下でパニックになって、先生に取り押さえられてるお子さんがいたり。  あのー、、、支援学級が無い小学校なんですけど、、

公立小学校はるつぼというか、私の時代では考えられないような場所になってる。

なかなか濃い小学校生活を送っているんですね、息子は。

今しか経験できない事からいろんな事を学んで、生きていく力にしてもらいたいものです。

 

息子の学力

3歳の段階で境界知能だった息子。

言い訳に聞こえるかもしれませんが、他のお子さんよりかなり発達が遅かったこと。

ほほ早生まれという月齢の差。

学業面では厳しいなと感じています。

 

 

毎日宿題を見ていますが、教科書の音読や単純な計算問題は普通に出来ます。

ですが半年通っている塾の勉強面は振るいません。問題を読んで理解して、自分で考えて答える問題ばかりなので、今の息子にはなかなか難しいようです。

先月の全国テストも、先週あった塾の一斉テストも結果は壊滅的でした。

中学受験っていう土俵に立つと、周囲は幼児期から幼児教室で学んで来た子ばかり。

息子の成績は下から数えたほうが早いの。

 

 

まず、初見の問題はまったく解けない。国語力というか理解力が年齢相応に無いのだと思います。

当然塾はクラス落ち確定(涙)せっかくこの間上がったのに。息子はあまりのショックにもう塾も学習教室も辞める!と泣き出す始末。

すかさず主人が「続けるよ!」と声をかけていましたが。

ここ数ヶ月、塾と学習教室で勉強を頑張ってきたし、家でも復習していました。本人としては結構出来た!満点取れたと思っていたようで、ショック度合いも大きかったようです。

 

 

私も頑張ってサポートして息子の勉強に取り組んできましたので、結果を見てかなりショックでした。

時間とお金と手間をかけて取り組んできてこの結果か、、、とか思うとね。

どうしたら理解力が上がって点が取れるのか?

どうしたら国語力が上がるのか?

どうしたらせめて塾の平均くらいの学力に持っていけるのか?

どうしたら勉強って楽しい!もっとやりたいと思ってくれるのか?

親の模索は続きます。

勉強してるけど学力が上がらないなんて。

一番残念なパターンですよ。

まわりのお友達は全員上位クラスなので、そのうちバカにされるかもしれません。

(そういったさもしい子には言わせておけばいいんです)

 

 

こんなに勉強しているのに、結果が伴わないのは本当に救いようがない。

要領が悪い。あまり勉強が好きではない。集中力が無い。

私の指導不足、学習計画が甘かったのだと思う。やり方を変えたり、ちょっと考えないといけない。

息子には、「他のお友達は知らないところで頑張っているってこと。今回のテストは残念だったけど、まだまだ先は長いから、パパとママと一緒にコツコツ頑張っていこうね。」と励ます。息子は泣いてたけど、親の私が泣きたいよ。

悔しい思いを味わうのも人生。それをバネに飛躍して欲しい。

 

 

いろんな事情があって、中学受験はさせないといけないからさせるけど、6年まで親の私がもちこたえられるのか、、、

鋼のメンタルが欲しい。

 

 

 

息子は恵まれています。

都会に住んでいること。

中学受験ができる環境にいること。

中学高校大学と私立の予定ですが、学費は親が負担してくれ、特殊な学部でなければお金の心配は不要なこと。(私そのうちフルタイムで仕事します)

そんな恵まれた環境の息子が羨ましいですよ。

だって行きたい中学校、環境を選べるんですよ。(合格しないといけませんが)

何よりも両祖父母、主人と私に愛されている。

(私、鬼母かもしれませんが)

 

 

教育虐待にならない程度に熱心に取り組みたいと思います。

 

最近の悩み

息子に関する最近の悩み、気になること

 

 

①塾のテストの点がよろしくない。

頭の中の半分以上はいかに成績を上げるか、必要な学力をつけさせるかばっかり考えています。

テストがあれでしたので、もちろん下位クラス。毎日勉強頑張ってるんだけどなー。

幼児期の発達が遅かったことが、理解すること、習得することの足をかなり引っ張っていると思う。

まだ一年生なのに点数や偏差値に一喜一憂しているなんて自分でもバカだと思う。

 

 

②自宅で宿題や勉強をやりたがらない。

何度も促してそれでも宿題をやらないので、叱ってしまったりすることもある。とにかく息子を勉強モードに持っていくのが大変。

(ただし、学習教室と学校の宿題はさすがにやらないとまずいことがよくわかっているので、そこだけは比較的スムーズに取り組む)

 

 

③偏食

自宅ではものすごく偏食。

野菜なんてほんのちょっぴりしか食べませんし。

ただし、小学校では嫌いなものでも多少は残すことがあるものの、ほとんど完食しているようです。

恐るべし外面の良さ。

 

 

④友達が微妙

幼稚園の時は、クラス替えをしても毎回ものすごく気の合う友達がいたので楽しく過ごしていました。

小学生になった今は、それなりに何人かのお友達と仲良くしてはいるようですが、一緒にいて本当に楽しいと思える友達がいないような感じがします。

公立の小学校なのでいろんなお友達がいるし、遊ぶ時間も少ない事を考えると仕方ないのかも。

 

 

悩みとも言えないような悩みを私がブログで書けるくらい、息子は発達したんですね。

発達障害とはあまり関係ない悩みばかり。

偏食くらいかな、発達障害系の悩みは。

 

 

小学校には普通に通えていますし、他の人に迷惑もかけていない。

小学校ではそれなりに楽しく過ごせているようなので、普通級に入れた私の選択は間違っていなかったし、普通級に入れてやっていけるためにしてきた様々な私の努力は決して無駄ではなかった。

とふと考えたりします。

 

 

もう少ししたら夏休み。

ぼーっと過ごさないようにしないと。

授業参観 小1

最近、授業参観があったのですが、入学当初とは教室の雰囲気も変わっていてびっくりしました。 ザワザワしてるというか。 慣れてきたのかな。

 

 

国語力が極端に低い息子。 塾のテストでも国語と算数の偏差値が10くらい違います。 算数>国語ね。 絵を見て算数の文章問題を作る授業をあまり理解していないように見えました。

 

 

自宅でいろいろ聞いてみたところ「ちょっと難しかった」と言ってました。 あのさー、いくら理解力低いからって小1の算数の文章問題ごときで躓いてどうするよ? 学校の勉強だけだとついていけないだろうから、塾と学習教室にも行かせてるんだけどなぁ? 学校以外で勉強する日が週3回あるんだけど。 仕方ないので家庭で地道にフォローすることにします。

 

 

先生の少し複雑な指示を理解して行動出来る子が半分くらいいました。 息子、先生にフォローされてなんとか課題をこなす。 そのくらい自分でやれと思いましたが。 なーんだ。 結構自分だけでできない子結構いるじゃない。 得意不得意もあるだろうし、集中して授業に取り組めるか、性差や発達段階の差なんかもおそらくもあるんだろうなと感じました。 一生懸命、集中して真面目に取り組んでいたのはとても良かったと思います。

 

 

とりあえず毎日楽しく、特に給食を楽しみに過ごしているらしい息子。 発達障害と診断されておりましたが、本人は自分は普通だと思っており、本人はマイペースで日々の課題をこなしています。 とりあえず学級崩壊していなくてよかったです。