自閉症スペクトラムと診断されて

2歳で境界知能ASDと診断された普通級に通う6年生男児を育てる母の子育て記録

療育 親のモチベーション

最近、お子さんを療育に通わせているママ友とお茶をしていて、療育に対するモチベーションの話題になったんですね。



はじめのうちは、療育を受けさせないとと一生懸命通わせるけど、そのうち休みはしないけど、回数も
少ないし、効果が実感できないし、行く意味あるのかな?とか思うようになってしまったり、忙しい中、都合をつけて通わせないといけないし、3歳だと親が療育に同伴しないといけないしで結構大変。っていう気持ちにもなってしまって、どうにもこうにも療育を子どもに受けさせるモチベーションが下がってしまっている所がある。という話になりました。


ただし自費で受けさせている療育は、それなりの費用がかかっているから、よほどのことがない限りお休みさせないで必死で行かせてるけど。と、友達ママは話してました。



わかるわー。
ほんとわかるわー。
うちも自費で療育受けさせてたとき、意地でも休まず極力振替せずに行ってましたから。




うちの場合、今の療育先は無理と断られたのをお願いしてやっと入れた所ですし、とりあえず療育行かせなきゃという思いもあって、休まずに行かせていますけど、私の療育に対するモチベーションは月を追うごとに少しづつですが下がってきているようにも感じます。
療育って意味あるのかな?と思わない訳ではない。
良くないとは思いますが、療育意味あるの?と思ってしまうこと、そういう気持ちがぬぐえないのはどうにも仕方がないことのような気がする。
療育を受けさせている多くの親が悩む事なのかもしれない。




息子の通う自治体療育クラスは、保育園や幼稚園に通っている子は週に1回と決まっていて、そんなに多くはありませんが別の療育先と併用しているお子さんもいます。
最近は夏休みだからなのか、療育クラスに来るメンバーが10人中、5~6人なんですよね。毎週半分くらいの子しか来ないの。
今日もこれしかいないの?ちょっとさみしいね。と私が思うんだから、療育している先生達はもっと感じてるんじゃないかなぁ?
休んでしまった人達はさぼっている訳ではなくて、他の兄弟の都合とか、入院していたり、体調崩していたり、用事があったりとかいろいろ理由があるんですけどね。



療育って、受けさせたからといって成果がはっきり出たりとか、子どもが目をみはるような成長をとげたり、はっきりと分かりやすく成長するわけではない。
うちの子に関して言えば、特性が薄まること、目立たなくなる事はあっても、消えて無くなる事は永遠に無い。
定型な人だらけの世の中で、生きづらい思いをする事が多いことには間違いない。



療育に子どもを通わせていると、週1回、もしくは月に1回の療育って、通わせている意味があるんだろうか?と親は考えはじめてしまう。
どこかでやったらやったなりの成果や、費用や労力対効果で結果を求めてしまう。
長い目で広い視野で子どもを見ることはとても難しい。



自治体の療育は良いところではあるのだけれど、月に3千円くらいで済んでいることもあり、まぁ今日は休んでもいいか。となってしまう人も中にはいる。同じクラスのママで自治体療育より民間療育を優先していると言っている人いましたから。




このトピックに関する私の場合の答えは…


うちの息子の場合は、就学するまであと2年半は療育が受けられるが、息子の長いであろう人生を考えればごくわずかな時間。
療育という名前ではあるけれど幼児教室のような短期間の習い事と割り切って考えて、極力通わせる。


息子が楽しく療育に通っているので、息子が楽しい時間が持てるサポートをするために、療育に行くと考える。


発達に不安な子を抱えた他のママと知り合える、いろいろ話せる、先生とも相談できる、そんな場所とつながる為の療育。
子どもだけではなく、親にもある程度のメリットがあるんだよ。と考える。


無理矢理自分を納得させている部分もありますが、そもそも自分の思うようになかなかいかないのが人生だったり、子育てなのだと思う。


あくまでこれは私の考えや感情で、他のママはモチベーション下がらずに療育を受けさせたり、実践したりしているのかもしれない。


息子の笑顔が沢山見られるように、親も日々を楽しく過ごさないといけませんね。
あー、難しい。