自閉症スペクトラムと診断されて

2歳で境界知能ASDと診断された普通級に通う6年生男児を育てる母の子育て記録

自治体の療育でやっていること

息子がお世話になっている自治体の療育は外部機関と連携して運営しているらしいのですが、利用するようになって6ヶ月、かなり考えてやってくれているなーという印象です。


・タオルや荷物を指定の場所に置き、出席シールを貼る

・手遊び(とん×4アンパンマンなど)

・名前を呼んで返事をさせる

・「またぐ」とか「くぐる」「鉄棒にぶら下がる」「大股でバランスを取りながら歩く」などの大きな動きやバランスボール、リトミックなどを取り入れた運動遊び

・遊びながら、ビー玉、おはじき、スライム、シール、のりなどを使った手先の訓練
ペンやクレヨン、絵の具を使うことも

アンパンマンや乗り物などのペープサート

・親子のふれあい遊び(息子がいつも嫌がるので、私はこれが本当に嫌)

・おやつの時間

など。


子ども10人に対して4人の先生が付いてくれているという充実ぶり。


以前民間療育Lに通っていましたが、そこよりも内容や設備が充実していると感じます。
2ヶ月に1度、心理士による発達確認。
月1回の言語と作業療法もありますしね。



おやつを食べる前にトイレを済ませて、手を洗い、おやつを食べて片付けまで自分ですることも療育になっていたり、構造化を取り入れていて、不必要なものが目に入らないようについたてがあったり、細かな配慮があります。



療育施設を簡単に言うと、和やかな雰囲気の中いろんな楽しい事をしてくれるお勉強系ではない幼児教室。
という感じ。


目に見えてわかるような効果があるわけではないけれど、沢山ほめられたり、苦手なことを段階を踏んで取り組んだり、できた!という経験を積んで行く場所なのだと思います。



それと、子どもの為の場所でもあるけれど、障害児や発達の遅れを持つ子どもの親同士の交流の場だとも思う。療育施設がいろいろな講演会を主宰してくれて、親が学んだり、情報を得られる。先生にも相談できる。
療育に通わせていて、子どもの成長や改善が感じられなくて、通わせる意味があるの?と思う事も無い訳ではないんだけど、親にとっても必要な場所と考えると、今の療育施設のお世話になるのは、私と息子にとってはプラスだなと感じています。
あと2年半お世話になるんですね。
親の私もがんばります(>_<)