自閉症スペクトラムと診断されて

2歳で境界知能ASDと診断された普通級に通う5年生男児を育てる母の子育て記録

あさイチ 子どもの発達障害を観て思うこと

少し前の話になりますが、今年6月にやっていたNHKあさイチの子どもの発達障害特集。
もちろん私も録画をして見ました。



全体を通して思ったことが、ABAがすでに知ってる内容だよ。っていうこと。
子どもの発達障害がわかってから、普通の親であればネットなどで療育について調べますから、そうすると絶対にABAにたどり着きますからね。
やるかやらないかは別にして。



取り上げられていたエージェントがどこの誰なのか?という疑問。
うちに来てくれたセラピストさんはご存知の方でしたが。問い合わせが殺到するからなのか、どこの誰なのか不明なことに、もやっとする。
ABAもいろいろやり方があるけど、時間に制限があるからかそこには触れられず。



「ほめる」ことが大事。
思っているより簡単なんですよ的な説明が何だか腑に落ちないのは、私がひねくれてるから?
視聴者に分かりやすく説明しないといけない事情があるから仕方ないんだろうけど。
そんなに簡単に出来ることなら、発達障害児抱えてる親は苦労してないし、高額なエージェントなんて存在してないと思うのですが。




大人だって、人を誉めるのは難しいですよ。
実際ABAを少しでも学び、日々の生活の中で子どもに実践しようとするとかなり難しい。
エージェントに頼むとたとえ週に1回でもそれなりに高額。



ABAのエージェントは玉石混淆、でもABA自体は自閉症スペクトラムに効果的な療育方法であること。

そんなことはわかってますよ。



栗原類さんや、発達障害の専門医である平岩医師の
話が参考になりました。
なかでもお手伝いをしてほめるというのは、親も無理の無い範囲で出来る自宅療育だと思う。
人生は長いマラソンなんだから、長く続けることが大事。と言っていた、栗原類さんのお母さん。



子どもの療育というか子育てや家事を必死になってやっていて、苦しいと思うこともあったり、ABA的関わりをするのを忘れてしまっていたり、やらなくなっていたりしたこともあった。気持ちが続かないと言っていたママがいましたが、その気持ちが本当によくわかります。


私も家でABA的な関わりなんて、まったく出来ていません。怒らず、叱らず誉めろっていうけど、叱り飛ばしてしまったり、怒鳴ったり、息子の行動にブチ切れることも時々あります。
楽しく過ごしていないと子どもも付いてこないと言うけれど、ギリギリのきわどい所を生きてる親(私)に、日々を楽しく過ごせと言われても、どうやって楽しく過ごしたらいいのかまったくわかりません。
成り行きで、行き当たりばったりでなんとなく過ごしていたら1日が終わってしまうというか。



またNHK発達障害特集やって欲しいですね。
次回はもう少し掘り下げた内容を期待したいです。