「障害の特性に対する最大の偏見者は親だ」
ネットで自閉症スペクトラム関連の調べものをしていて発見した一文です。
単純に悲しくなった。
自分にも大いにあてはまることに、さらに悲しくなった。
息子だって好きで自閉症スペクトラムなのではない。
親が子どものすべてを受け入れてくれない、自分の事を理解してくれないのが、子どもにとっては一番悲しい事ですよね。
年を重ねれば、息子が成長していくにつれ私の心境も変わって行くと思います。
今は幼稚園も療育も習い事も順調にやっている息子。
時々息子に発達障害があることを母親の私が忘れてしまうほど。
今の状態まで成長しているのは、療育や幼稚園のおかげです。
息子と同じ診断名のお子さんを持つママ友といろいろ話していて
「自分の子が療育受けてる事は他のママには話せないよねー」
という話になり意見が一致。
療育を知らないから、偏見で見られるだろうし。
息子のクラスは見た目では障害や発達の遅れがあるってわからないお子さんばかり。
普通にしか見えない。
知的には問題無くて、未熟児で生まれて体の発達が遅れているから受けている子もいるし、息子みたいな自閉っ子もいる。自閉ではないけど言葉が遅れててって言うお子さんも結構いる。
息子は幼稚園で色々普通にこなしてるし、お友達とうまくやっているどちらかというと先生から見ると問題の無い子。
他のママに話したところで、どこが?全然わからないと言われるのがオチ。
療育ママにさえ息子が何で療育受けているのか不思議だと思われているんだから、他のママに療育受けているなんて言っても理解してもらえるはずが無いと思うと、ますます他のママに話す気持ちになれない。
幼稚園の先生、息子が発達障害児だと思ってないと思う。
療育通わせているママ同士は、子どもに育てにくさや発達の遅れがあったりするという共通点があるから話やすいけど、大多数のお子さんのママはそもそも療育を知らないし、いろいろ聞かれても簡単に説明して理解してもらえる事ではないのよね。
療育に通えていることはとても有り難いことだし、隠すことではないのだけれど、他のママに説明するのが面倒という理由で話してないです。
それは療育ママ友も同じ。
余計な事をあえて話す必要がそもそも無いですしね。
今の療育施設に通えるのもあと1年半。
小学生になったらどうなるか不安ではありますが、幸せな子ども時代を送って欲しいと思います。