自閉症スペクトラムと診断されて

2歳で境界知能ASDと診断された普通級に通う6年生男児を育てる母の子育て記録

臨床心理士の講演会 相談3 こだわり

【相談3】こだわり
質問癖→生きがいのように質問したがる
何回も同じ事を聞く


何回も聞くことで子どもは気持ちが安定する。
何時に行く?と子どもが何度も聞いてくるなら、親が逆に何時に行く?と聞いてみる。

言葉がけのとき1人称表現にする
「10時に 公園 行きます」

先生や親は命令しているようで嫌がる人が多いが命令ではない。
子どもは自分がやるように大人が言ってくれるのは、一番ストンと落ちる。
特に自閉症スペクトラムの子どもに有効。
命令では無く学習を促している。
あれこれ細やかにかみ砕いて言うと子どもはわかりにくい。
端的に削ぎ落とされた言葉から子どもは内容をつかんでいる。




【相談4】こだわり 勝ち負け 一等へのこだわりが多い


癇癪、泣くなどがあればその場から移動させる。
○○くんは嫌なんだよ。とか相手の気持ちを言ってもわからない。
舐めたり、噛んだりしたら、「やめようね」と声掛けして、出来たら10秒くらいで褒める。
どうしてやるの?ママの気持ちわかる?
ママの気持ちを無視した行動。

幼児期の子どもが理解するのは難しい領域。
情緒的な結び付きが難しいお子さんも、大きくなると変わって行く。
一番じゃないと嫌だとかは、こだわっている世の中があるからそう思う。なら、例えば大人が他に賞を作ればいい。
固定した気持ちで止まってるけど、大人の工夫で変わっていく。周辺の大人の工夫が必要。
他のものへの価値観を覚えて行けば変わる。
例えばカードゲームをしていても、何回かやれば勝てるのだと理解できれば子どもも変わる。

一番は無くさなくてもいいけど、大したことではない。興奮したら、タイムアウトする。