自閉症スペクトラムと診断されて

2歳で境界知能ASDと診断された普通級に通う5年生男児を育てる母の子育て記録

税金がかかっているからこそ

以前にも書いていますが、息子が受けている公的療育は1割負担。
計算すると年間40万円程のお金が息子にかかっていることになります。
3年間療育を受けたとするとざっくりですが120万円くらいの税金が他のお子さんよりも多く使われていることになります。
すごい金額ですよね?



その意味を考えたときに、息子には普通に働いて税金を納める側にならないといけないなー。と考えてしまいます。
できれば多めにね。
もちろん主人は多めに、私も副収入で多少の税金を払ってますから、施しを受けっぱなしというわけではないつもりです。(この言葉を使うのは不適切かもしれませんが)




最近、療育の先生が必死な面持ちで放課後デイサービスの合同説明会の案内を配っていました。
放課後デイサービスは何らかの理由で学童保育で過ごす事が難しい配慮の必要なお子さんが通う所のはず。
先生が案内をくださるので受け取ってはみたものの、息子はこのままいけば学童保育で普通に過ごせそうですし、週の半分くらいは習い事をするし放課後デイは要らないと思っています。




本当に放課後デイを必要としている人は息子の療育クラスに一体どのくらいいるのだろうか?と考えてみたのですが…
息子のような自閉っ子達も情緒がだいぶ落ち着いてきたし、あとはうっすらと発達遅滞な子ばっかりだけど、幼稚園や保育園で頑張ってやってるみたい。
私の勝手な決めつけかもしれませんが、放課後デイサービスを必要としているお子さんはほとんどいないんじゃないかと思うのは私だけかなぁ。
息子の療育クラスに限った話なのですが。




うちのエリアの放課後デイサービスはどこもいっぱいだそうです。
うちの近所には知ってるだけで3件あるの。
結構増えてるのに、それでも足りないって…
利用回数も多いだろうから、今の息子にかかっている税金以上のお金がそこには落とされているはず。
そのお子さんやご家族の状況にもよるとは思うのですが、発達の遅れが緩やかなお子さんの保護者に対して先生はそもそも放課後デイを勧める必要は無いんじゃないかなぁ?
まぁ、先生も皆平等にと案内してるのでしょう。



それと息子の療育クラスの子どもたちみたいな、遅れや情緒の問題が比較的軽度の子は、放課後デイサービスに行かなくても普通に学童に通わせることができるくらいの発達段階に持っていけるように、公的療育施設も目標立ててやっていくべきなんじゃないかな?と思うんです。
今の療育施設の先生はそこそこ勉強していてよくやってくれてるとは思うんですけどね。
療育の基本は家庭からと主治医には言われたし、療育施設頼みにはせずに、親が出来ることはやっていかないといけないよな。と改めて思いました。




そんな私は、最近ずっと体調不良で寝込む事も多く、家では療育的な関わりをあまり出来ていないのですが、習い事が無くて私の体調の良いときには公園で思いっきり遊ばせています。
年齢相応の発達に追いついてきたし、3年目の療育は要らないかな?とも思ったのですが、いろいろ考えて来年度も受けさせることにしました。
あと1年が地味にしんどいと思ってしまう母です。