自閉症スペクトラムと診断されて

2歳で境界知能ASDと診断された普通級に通う6年生男児を育てる母の子育て記録

友達と会話している息子

約2年前、3歳になって幼稚園に入園して慣らし保育期間だったのでお迎えに行ったら、担任の先生から「お友達と楽しそうにお話してましたよ」と言われ、夫婦で腰を抜かしそうになった。
家で親との会話も成立していないのに、一体お友達と何を話していたというのか…



学年が上がって年少の頃も、先生とはあまりお話せずにお友達とは普通に話していますと面談で先生に言われて安心しましたが、うーん…謎
入れて!いいよ!とか、貸して。どうぞ。言うような簡単なやり取りとか、一緒に遊ぶ友達も電車が好きな子達で「俺は山手線が好きー」とか時にはそんな一方通行の会話だったんだろうなと推測している。



で最近、幼稚園でやっている習い事のお迎えに行って、帰りの支度をしていたら
「息子くん、今日注射するんでしょ?」と息子と仲良しのお友達に言われてびっくりしました。
えー!何で知ってるの??みたいな。
息子には幼稚園に行く前に「習い事の後は注射に行きます。」と話して、一応見通しを持たせていたのですが、お友達にそんな事まで話していたんだ…と思ってかなりの衝撃でした。



注射の話は別にいいんだけど、パパとママが喧嘩してたとか、家の中が散らかってるとか、姫路とか鹿児島中央(ちょっと遠い所)に行ったことあるとか
そういう落ちの無い余計な事はお友達に話さないで欲しいなぁ…(時々人に話してるっぽいのよね)
とにかくお友達と会話が成立していることは、喜ばしいことです。
さらに欲を言うなら、お友達みたいに息子が誰かのママに「〇〇くん、××なんでしょ?」とか言えるくらいのコミュニケーション力が身に着けられたら万々歳です。さて、いつになることやら…



ちなみに息子は感覚鈍麻なところがあって、結構な怪我をしたときも少し泣いて後はすぐ落ち着いていたり、1歳過ぎから注射も一瞬泣くけどすぐにけろっとしてる。
なので、予防接種や採血で大泣きされたり暴れたりされて困った事は無い。(ありがとう息子)
昨年インフルの注射を打ったときも平常心保っているので「注射痛くないの?」と聞いたら、「我慢してるの(怒)」だそうです。あれ?感覚鈍麻じゃないのか??



学年が上がる度に、求められるコミュニケーションのハードルが高くなると思うけど、私が一緒にいない場面では何も手助けしてあげられないので、ただいろいろ頑張れ!と祈るような気持ちでいる。