自閉症スペクトラムと診断されて

2歳で境界知能ASDと診断された普通級に通う6年生男児を育てる母の子育て記録

小田原 あんじん

最近、鹿児島の神田橋先生から紹介された栗本先生の所に行ってきました。


5歳3ヶ月の時点で気になるところは

・全体的な動きのぎこちなさ

・何度教わっても跳び箱を足を広げて飛べない

・扁平足。
 沢山運動した時など、時々足の裏が痛いと泣き出す

・バンザイの姿勢を長く保てない

・お箸がエジソン箸じゃないと使えないなど、手先の不器用さ

・おねしょ


何もしないより良いと思って、1ヶ月以上前からアポ取って出かけました。



神田橋先生の所には何で行ったの?と聞かれて
「就学前に親が出来ることはいろいろしてあげたいので、それが知りたくて行きました。」とお話する。



おねしょは膀胱が発達してないのもあるし、親がおねしょを気にしてると、おねしょすると注目されると思ってしまうから、親があまり注目しないのが良いと言われて、そう言われればそうだよなーと。
少し前まではおねしょに関して仕方ないと割り切っていてそこまで注目してなかったから、明日からまた仕方ないと割り切り生活に戻ります。
夕方から水分減らして、寝る前にトイレ2回行ってもしちゃうときはしちゃうから。




あと視覚の過敏を指摘され、よく目をしかめていたのはそれだったのか…と思いました。
私、完全に見落としてました。



具体的に私が何をしたら良いのか聞いてみたら、自宅で親があまり光が強すぎないように気をつければよくて、オレンジの光より蛍光灯の白い光の方が息子にはまだ目が疲れにくい。
蒸しタオルで目元を温めてあげるとよいそう。
目の疲れを取るために蒸しタオルを使うのはみんな知ってると思うけど、まさか子どもにやろうなんて普通は思わないよなぁ。
肩が上がりにくいのも、体はつながっているから目の疲労からくるものだそうです。



体操は本人がやりたいならやるのは良いこと。
ここでも好きなことをさせてと言われる。
足や目、身体に負担がかかったときに、親が見て身体の疲れを気にしてあげないと。という話になり、
食べて風呂入って寝て、起きたら子どもは元気になると思ってた自分に反省。
私が疲れたときや体調が悪いときにホットアイマスクしたり、ストレッチやマッサージしたり、生姜紅茶飲んだり、葛根湯飲んだりするように、子どもにも子どもに合った方法でやってあげるといいんだなと思いました。




親の私はここが出来ないとか、あそこが気になるとか、定型のお子さんに囲まれているのもあって、まわりと同じ様に出来る事が優先順位の上の方になってしまっているし、それを息子に求めてしまっている。
実際普通にいろいろこなしていることも多いのだけれど、栗本先生は身体の発達をみてるから視点が全然違うのね。
だから話がかみ合わない。
息子は他のお子さんと身体もその他も発達の仕方が違うっていうのを私があまり理解できてなかった。
遅くてもまぁいいかと思えないの。
一人っ子っていうのもあるのかな。気持ちに余裕が無い。
だから息子を見ていてもどかしい部分もあったりする。まだ幼稚園児なのに…



整形外科医に言われてせっかくアーチ付のスニーカーや上履きに買い替えたのに、それは止めたほうがいいと言われた。
よかれと思って取り入れていただけにがっかりしたなぁ。
せっかくアーチができようとしているのに、アーチのサポートがアーチ形成の邪魔してしまうらしい。変に土踏まずが支えられてしまっていることで、かえって身体が不安定になるらしい。
本人がそのうち嫌がると思うよ。とのこと。
近いうちに靴は買い替えるつもりだったから、考えて買い替えないとなぁ。




体力作りの為に、水泳やスイミングを習わせていると話したら、習い事で体力がつくとかは違うと思う。と言われる。
そうなの??
全身運動で風邪引きにくくなるとか体力つくって世間では言われてるけど。
とりあえず卒園まではスイミングと体操をやらせます。




あと脚の裏を伸ばす体操とか、これやってみて。と言われたのがあったのですが、難しい事ではないので日常生活に取り入れられそうです。
息子の身体の発達は、まだ両足跳びをやりたい段階だそうです。もう少し身体が発達してきたら、片足で何かをやりたがる時期になるらしい。
もうすでに片足ケンケンやスキップはしているのですが、本人の身体の発達的には少し無理をしていて周りの影響で出来るようになってるのかな。と思います。
手先とかはもう少し先の発達段階みたいです。
実は結構無理して頑張ってるんだね、うちの息子。




一番の収穫は、息子の身体の発達のこと、コンディションの事を把握して気にかけてサポートしてあげないといけないとわかったこと。
他のお子さんよりも遅れてるけど、本人なりに発達してるのだから。



目の事に気をつけてあげたいのと、息子をよく見て身体の疲れを取ってあげること。
身体の発達は公園とか園で遊ぶとか習い事以外でも、親との遊びの関わりでも促せることがわかったことかな。
出来ることからやっていこうと思います。