自閉症スペクトラムと診断されて

2歳で境界知能ASDと診断された普通級に通う6年生男児を育てる母の子育て記録

年中療育クラス終わりました

今年度の週1回の集団療育クラス、今週で終わりました。



数えてみたら51回中47回通いました。
今年度もうちが一番休まず参加していたと思います。
貴重な幼児期にできる体験を無駄にしたくない。
良い方向に発達して成長して欲しい。
息子には楽しい時間を過ごして欲しい。
とにかく今年度も必死でした。
息子も頑張ったけど、大雨の日も雪の日も!連れて行った私もやり切ったというか頑張ったと思う。



療育の後はいつも疲労困憊で、晩ごはんの外食率高かったなぁと反省。晩ごはんの外食が私と息子にとってのご褒美と息抜きになってたかな。
息子の希望で回転寿司が多かったです。



天気の悪い日や私の体調の悪い日などは、正直休みたいなと思った事が何度もありましたが、息子にお休みしようと提案してもブレずに「お教室(療育クラス)行く!」と言うくらい大好きなので、本人にとっては楽しい時間なのでしょうね。おやつも食べられるしね(笑)



年中の夏頃からは、不適切な行動と言動が激減。
私が息子を見ていてイライラすることも、かなり減りました。
普通に療育の課題がこなせるようになって親として本当に嬉しいです。息子の場合は去年もやったことのある課題だし、簡単だからやるというのもありますが。
やらない!とか大声で言われたり、泣かれたり、抵抗されたりされると、じゃあ、何のために時間を割いて療育に連れて来てるんだろうとか思うと悲しくなったり、イライラしたりが昨年度は毎回の事だった。
でも今年度はやらないが激減したので、落ち着いて息子を見ていられたと思います。



どのお子さんもその子のペースで成長している。
この1年ではじめて会った時と今がまるで別人だと思う程伸びた子もいるし、情緒面や言語面で正直あまり変化が見られないお子さんもいた。
そういうお子さんを見ると、こちらも悲しい気持ちになるし、週1回の療育が出来ることにはやはり限界があるとも思う。



療育1年目は息子にあまり変化が見られず、療育って意味あるの?
何も変わらないじゃんと思うことも多かった。1年ちょっとくらい経った年中の夏頃から良い変化を感じた。
先生からは集団療育はもう要らないと思います。と言われるまでに成長した。
療育を受けたおかげなのか、療育を受けていない息子と比較することができないので何とも言えませんが、子どもにとっても親にとっても受けないよりはマシだったと思う。
療育に行かなければ、発達の遅れや障害があるお子さんや親御さんと出会うことが無かったし、出会えたからこそ、子育ての孤独感が多少減ったと思う。
他の親御さんとは違う悩みで悩んでいるのは私だけじゃない。
知り合った療育ママさんもみんな頑張っていると知ることができて、前向きな姿が時に励みにもなった。
親の私もいろんな人に相談できるしね。



息子の成長を見ると、2年間療育を受けてきた地道な積み重ねは、日々の生活におそらく活かされていると思うし決して無駄ではなかったと思える。
でも療育に通わせて親も参加するのは大変だったなぁ。
なかなかできない経験をさせてもらえたことに、いろんな人と出会うことができたことに、今は感謝しています。



とりあえず今年度の療育が終わってほっとしています。
来年度は療育中心ではなくて、私自身が息子と関わる時間や楽しく過ごす時間を増やしてあげたいと思っています。