自閉症スペクトラムと診断されて

2歳で境界知能ASDと診断された普通級に通う5年生男児を育てる母の子育て記録

言葉の発達の促し(なぞなぞ、クイズ)

新年度がはじまりましたが、息子の幼稚園は今週午前保育です。
昼食後に休憩しながら出来ることをしてみようと思って、なぞなぞとクイズを久しぶりにしてみたら…



かなり出来るようになっていて本当にびっくりしました!!
嫌がる様子も無く、ノリノリで答えていたのはきっと言語能力、言語理解力が上がり内容がわかるようになったからでしょう。
質問の答えがわかっているくせに、わざとふざけてみたりする子どもらしい姿も見られました。
正答率は3割くらい。ヒントを出すと7〜8割くらい答えられていました。まだまだですが…



クイズ→事実に沿って作られた問題、単純に事実を問うもの
例題「日本一高い山は?→富士山」


なぞなぞ→謎かけのため事実に沿って問題が作られているわけではない。頭の柔らかさを試す質問
例題「お茶はお茶でも、子供がよろこぶおちゃは?→おもちゃ」



なぞなぞやクイズの効果

・名詞だったりある程度の語彙を習得していることが前提条件だが、知っている語彙を実際に使う機会が増える。

・その語彙がどういうものなのか、短文で質問されることで理解が深まる。
例えば「あした、てんきがよくなるように いのって つるす にんぎょうって なーに?」
てるてるぼうずは天気が良くなるように吊るすものだとなんとなく理解はしているだろうけど、改めてその物がどういうものなのかを質問を聞くことで確認できる。

・文章の理解力がある程度無いとそもそも質問の意味がわからないので、短文理解力を高める練習になる。

・なぞなぞに関しては頭の柔軟性が求められる質問である。普段とは違う思考回路というかひねりが必要だと思う。

・自分で真剣に考えて答える練習になる。
もしわからなくても、わからないと相手に伝える練習になる

・ゲームなので、自分で考えてなるべく早く答えようという自発性が培われる

・クイズをすることで単純に知識が増える。
例えば「あしが10ぽんもある、うみに すむ いきものって なーんだ?」というクイズなら、イカはあしが10本あるとクイズを通して知ることができる。


私は上記の様な効果があると考えていますが、他にもあるかもしれません。



言葉の発達を促すのに、しりとりの他になぞなぞやクイズをすると良いと聞いて、息子が年中の夏頃から家でもやってみたものの撃沈。
朝のバスが来るまでの間の時間潰しに、バス停のお友達を巻き込みつつ取り組んでいたのは半年以上前だったと思いますが、その頃の息子の発達段階ではちょっと難しかったんだと思います。
息子より1つ学年が上のお友達からは、またクイズやって!と何度も催促されてましたから、年長さんくらいでやるのが親子で一番楽しめるのかもしれませんね。
なぞなぞやクイズが難しければ連想ゲームにすると、答えられたりするので良いと言語聴覚士の先生が言っていました。



幼児用のなぞなぞ本も買って使っていますが、最近はネットでも調べられるので、便利な世の中になりましたね。
平日の習い事も減って、息子と向き合う時間も増えたので、クイズやなぞなぞにしばらくチャレンジしてみようと思います。



言語聴覚士の先生には息子は名詞以外のの理解が弱いので、「○○の時どうする?」「○○したらどうする?」とかの質問を出して答えられるようにすると良いとアドバイスされたことがありましたが、クイズやなぞなぞに混ぜて、そういう質問もしてみたいと思います。
「急に雨が降ってきたらどうする?」とか「幼稚園で上履き忘れてるのに気がついたらどうする?」とかね。
ちょっとやってみたら、以前よりスムーズに自信を持って答えられるようになったように感じます。が、まだまだフォローは必要です。


あとは動詞の質問も。
「うさぎは早い、かめは?」とかも。


夏に受ける予定の知能検査でIQ100超えていて欲しいなぁと欲が出ている母です。