自閉症スペクトラムと診断されて

2歳で境界知能ASDと診断された普通級に通う6年生男児を育てる母の子育て記録

年長 お遊戯会

最近、無事にお遊戯会が終わりました。
体調も万全に望めてほっとしています。
4回目のお遊戯会とはいえ、本当にきちんとやれるのか?とハラハラしながら祈るような気持ち観ていました。


息子に

「お遊戯会の出来は何点だった?」 と聞いたところ

「100点だったよ!!」ですって(笑)


自己肯定感が高いのは無邪気な幼児だから??
担任の先生がみんなを褒めてくれたからかも。



親から見ると甘く採点して90点くらいでしょうか。
ハンドベルの出番が少ない音が割り当てられていたのが残念かな。(息子のキャパの問題なので仕方ないです)
劇中のセリフは早口な上に小さい声で聞き取れなかったから、そこがちょっと残念でした。
恥ずかしいから早口でセリフを言ってしまったみたいです。



劇はきちんと振り付けや劇中の移動も覚えてこなしていて、息子のパートは結構踊ったり戦ったりするシーンがあったのですが、堂々とこなしていてとってもかっこよかったです。
ピアニカも出来ていたし、ハンドベルもタイミングを間違えずにきれいな音が出ていました。



入園して年長さんのお遊戯会の内容を見て、自閉っ子な息子が年長になったら、劇、ハンドベル、ピアニカをやれるの?とかなり不安でしたが、先生方やお友達の影響もあってか、無事にやりきることができました。
本人も行事の中でも特にお遊戯会を楽しみにしていて、幼稚園で一生懸命練習していたようです。



ハンドベルって割当が少ない音だとしても結構難しいと思うんです。
最後まで集中途切れずに、一生懸命頑張っていた息子。
自宅では自主的に憧れの年長さんのお遊戯会の過去のDVDを観てはハンドベルのロールプレイングに励んでいました。
年長さんの貫禄がありましたよ。
とっても素敵でした!
まわりのママ達も、私も、子ども達の成長を感じて、涙、涙のお遊戯会でした。
沢山の感動をありがとう!!
こんな日が来るとは、2歳11ヶ月で自閉スペクトラムだと診断されたときは想像もしませんでした。
幼稚園でやっていくのは無理かもしれないと、入園する前から絶望していましたから。
あの頃の状態を思えば、今の息子の成長が大げさではなく奇跡に思えます。



幼稚園はものすごく本人にとって楽しい場所だから、ちょっと難しいことでも頑張ってやってみよう!って思えて挑戦できたり、まだ幼児で求められていることのレベルがそこまで高くないから、自閉っ子の息子でも行事や日々の生活がこなせているのかな。とも思う。



大きな行事が終わって一安心。
遊んで暮らせる幼稚園生活も残りわずか。
あとは就学に向けて、課題のお勉強を頑張ってもらいますよ。