自閉症スペクトラムと診断されて

2歳で境界知能ASDと診断された普通級に通う5年生男児を育てる母の子育て記録

時期とタイミング

幼児って本当にいろんな個性の子どもがいるなぁ。
と、幼稚園に行くたびに思う。
愛嬌があったり、人見知りだったり、折り紙や縄跳びが上手だったり、走るのが早かったり、などなど。



子どもってできる事と出来ないこと。
得意なこと好きなこと、苦手なことに対して正直に自分の気持ちを周囲に態度で見せていたり、言葉で伝えたりしていると思うんです。
親としては子どもが心配なので、頭ではわかってはいますけど、ついつい出来ないことや息子が苦手とすることに一喜一憂してしまって、悩んでしまうこともあります。



最近、時期が来ればやる気のスイッチが入ることもあるし、お友達や親からの働きかけなどでもスイッチが入ることもあるんだなと実感しています。



来年度から入ることにした塾にすでにお友達の入塾が決まっていて、どうしても同じ塾で勉強したかった息子。
短期間ですが親子で本当に一生懸命勉強しました。
泣くときも嫌がるときもありましたが、たとえ短時間でも励まして朝晩、土日も一緒に取り組みました。この頃から勉強に対するやる気のスイッチが入ったと思います。
たかが塾のテストですが、合格したと知った時は本当に嬉しそうでした。頑張れば道が開けることもあると学習したのかもしれません。



年中の頃は大嫌いだったプリントやドリルのお勉強。
最近国語と算数の教室に入れたら、黙々とやるようになった。先生にもやる気満々でやってましたよ。と言われたりすることもあってびっくりする。
宿題もかなり枚数が多いのですが、集中して取り組むようになりましたし。
塾のテスト問題よりも課題が簡単だからというのもありますが、私から見ればかなりの進歩です。



勉強以外でもそう感じることは結構あります。
時期が来るまで待つというのは、親からしてみれば歯がゆいですね。周囲は既にそれを習得していたりしますから。出来ないことの内容によってはいつまでも呑気に構えて待ってもいられない。



息子の場合は、入塾テストがきっかけで自分が置かれている現実を知り、出来過ぎる友達との差を知り、そのためには勉強しないとまずいと気がついた。嫌だとかやらないとか言ってられない。
勉強ってできると、わかると結構楽しいかもしれないと思い始めている。
親が誘導してやる気にさせてる部分もありますが…
持つべきものはお友達とママ友。
この2人がいなければ、今の息子のお勉強モードは無かったと思います。
お友達も息子と一緒に通えるのを楽しみにしているようだし、結果オーライ。



低学年は学校がそこまで大変じゃないとはいえ、塾自体はハイレベル。
どこまで付いていけるかわかりませんが、親子でコツコツ取り組みます。
中学受験本番まであと6年。
長いよなー。
フォローする親(私)が早くも泣きそうです。