自閉症スペクトラムと診断されて

2歳で境界知能ASDと診断された普通級に通う6年生男児を育てる母の子育て記録

絶対に忘れない

この気持ちを忘れない為に、ブログに記録します。



息子も自分が障害児だとは思っていないし、幼稚園関係の周囲の人は微塵も思っていないです。
なので、時に他の人が言ってくる些細な言葉で私が嫌な思いをすることもあります。



最近、息子が一緒の塾に通っているママBと、くもん、学研、幼児教室や七田などの幼児教育の話になったのですが…



「息子くん、今まで全然(お勉強)させてこなかったんでしょ?」
と言われ、軽く目眩がしました。



確かに小学校受験のようなハードな勉強はさせてこなかったのでその通りなのですが、まったくのほったらかしで何もしてこなかった訳ではないし、なぜわが家の事、息子の事を知らない人にそんな風に言われないといけないのか?と思いましたよ。
うちはねー、発達遅くて年中まで療育クラス通ってたんだよ!
うちの息子はテストや勉強が出来ないから塾では下のクラスだけど、そんな事余計なお世話です!!



偏見で言っている訳ではないのですが、ちなみにこのママ日本人ではありません。
だから思った事をはっきり言う。
日本とは比べものにならないほどの競争社会を生き抜いてきたお母さんだからこそ、ご自身がお子さんに仕事の合間を縫って手をかけ、かなりのお金をかけているからこそ、出る言葉なのでしょう。



ママBは子どもをくもんや幼児教室に早期から通わせており、塾でも上位クラスです。
息子が下のクラスだと知っているからそういう事言われちゃうんだと思います。
私は息子の勉強ができない事について人に愚痴っていたわけでもないし、Bママの子が羨ましいとも言っていません。
どうしてそんな事を言われないといけないのか意味がわかりません。
当然息子をごく一般的な普通の子どもだと思っているからこそ出てくる言葉ですよ。
一応、年中から年長の1月までの1年間は息子でもやって行けそうなゆるい教室に通わせていたんですけど…
そこでの勉強は所謂ペーパーテスト対策にはなっていなかったので、私自身反省しています。



幼児教室や、小学校のお受験教室、くもんなどには通わせていませんでした。
通わせられるものならば通わせたかったです。
もっとリサーチして、息子でも入れそうな教室探しをすればよかったです。
言い訳に聞こえるかもしれませんが、息子が年中の秋頃まではとてもじゃないけど、プリントをこなしたり、宿題をやったりできるような状態じゃなかったんです。
幼稚園の放課後に習っていた短時間の国語教室すら嫌がってたくらいなので。(自分からやりたいと言い出したくせに!)
以前通っていたゆるい学習教室に入っていたときも、ほんの少しの宿題ですらやらせるのが大変だったんです。



年長の秋、入塾テストの為に慌てて毎日朝晩短時間ですがテスト対策をはじめたことで、息子は勉強しないとまずいと気がついたし、朝晩嫌がる日も多いですが勉強する習慣が定着しつつあります。
息子の事を進学塾に誘ってくれた、このコメント言った人ではない親しいママ友Aには本当に感謝です。



上の「息子くん今まで勉強何もさせてこなかったんでしょ」
ママBに言われた一言が、私のやる気を引き出してくれた気がします。
その発言後から、息子の学習時間を増やしました。
週2の学習教室だけだと問題量が足りないのでZ会の通信もはじめました。
親が中学受験させるように仕向けているんですから、私も本気で取り組みます。
夏前には塾の大きなテストもあるので、そこを目標に息子の学業面のサポートを必死でやっていきます。
友達関係は本人が小学校で学んで行くしかないですから、私ができることといえば、生活面と勉強のサポートくらいですから。



今回の出来事で学んだ事があります。
自分や息子の事、プライベートな事について多くは語らないこと。
人にそれぞれ考え方など違いますので、私にとって嫌なことを言われても気にせずスルーすること。
それぞれの家庭には人にはわからない事情があるんですよ。
考え方も価値観も環境も違います。
自戒を込めて。他人のする事にとやかく言ってはいけません。
自分や家族に迷惑がかからなれば、他人が何をしていようとその人の勝手です。



他人にどう思われようと、何を言われようと、私達家族は私なりに考えて、思うように人生を全うしたいと思います。人生一度きり。