自閉症スペクトラムと診断されて

2歳で境界知能ASDと診断された普通級に通う5年生男児を育てる母の子育て記録

兄弟について

最近会った親戚に妊婦さんがいて、それを見た息子が、「僕も兄弟が欲しい!」と言い出しました。そんなおもちゃ欲しいみたいな感覚で言わないでよね。

 

 

「ママは息子くんを育てるのとっても大変だったし、もう一回赤ちゃんを育てるのは無理です!」

「ママは年齢的にももう産めません!」

 

 

と告げたら、黙ってました。

納得したのか、諦めがついたのか、、、

年少、年中さんの時に兄弟は要らない!って言ってたので、兄弟が羨ましいのも一時的なものかもしれないのです。

 

 

主人も時々もう一人欲しいと言ったりもしていましたが、きっぱりと無理です!と答えています。

産んでもいいけど、産むだけで本当に何にもしないよ?と言うと、それ以上は何も言われなくなりました。

 

 

こんなことを書いてると、私はただの我儘な人ですかね。

息子は発達障害自閉スペクトラム症)と診断されましたが、もう通院の必要がないくらい発達も追いついて、情緒面も限りなく普通になっています。

幼児期の息子は本当に扱いにくくて、言葉も含めて発達全般が遅く、私がノイローゼになりそうなのを、何とか乗り越えてここまで来ました。

普通の子育てとは縁遠い子育てでした。

発達障がいは遺伝もあると言われていますので、私と主人の遺伝子だとそういう特性の子が生まれる確率が高いでしょう。

両方の実家にも頼れませんから、ワンオペ育児になりますし。

もう一人産んだら、確実に精神崩壊するでしょう。

 

 

私にとってもう1人子どもがいるということは、喜び以上にもはやリスクでしかないんです。

体力的にも精神的にも私のキャパオーバーなんです。

経済的には問題無いかもしれないけれど、二人とも私立中学は難しくなるかもしれない。

(わが家のエリアは公立が微妙なので)

息子に沢山の習い事がさせられるのも一人っ子だからこそ。 

一人っ子かわいそう風潮が世の中にはありますが、私はそうは思いません。

一人っ子は我慢ができないといわれますが、それは一人っ子だからではなく性格もあるし、個人差でしょう。 息子には一人っ子で大事に丁寧に育ててもらって良かったと思ってもらえるように関わっていきたいです。