自閉症スペクトラムと診断されて

2歳で境界知能ASDと診断された普通級に通う5年生男児を育てる母の子育て記録

療育17回目

今年の4月から通っている自治体がやっている集団療育はもう17回も行ってるのか!今のところ息子は皆勤賞です。


最近は気温の変化のせいか、何人か体調を崩しているようで、みんな休みがち。10人全員が揃うことは今まで1度も無く、6~7人で療育受けていることが多いです。5人の日もあったなぁ。



私は仕事の後、お昼も取らずに息子を幼稚園まで迎えに行き、療育先をまで移動して療育を受けさせる。


今回息子は時々気が散っちゃうときもあったけど、ずっと落ち着いて座っていられて、机上でできる砂遊びをしたり、ママ達とふれあい遊びをしたり、運動遊びをしたり、おやつを食べたりして過ごす。
17回通っていると、以前に比べて息子の行動にイライラすることもかなり少なくなりました。


やること1つ1つに意味があり、療育の先生たちも熱心に考えて計画を立てて療育してくれています。私だけではなかなか出来ないことをやっていただけるのはありがたいですね。



自治体の療育では感覚統合やほめられる、できた!で自己肯定感のアップ、が主だと感じています。
ですので、言葉の習得や理解、短期記憶の弱さ、人との関わりあうときにする会話や、自分の気持ちや状態を言葉で伝えられるようになる。
このあたりを、私が考えてフォローするような関わり合い方をするのと、自治体療育とは別の所でフォローする必要があるなと思いました。


そもそも週1回の療育に出来ることは、やはり限界があるし、息子みたいな毎日療育クラスでは内容が物足りない子だと、幼稚園で他の子や先生との関わり合いの中で、いろんなことを経験させていくしかないのかなというのが、私の今の考えです。



同じ療育クラスのママにどうしてうちの子は療育に来ているのか?どういうきっかけで療育に来ることになったのか聞かれました。
うちの子が何で来てるのか不思議だったのかも。
たまに落ち着かないところもあるけど、そこそこお話しできる。人の名前は覚えてる。課題はそれなりにこなせる元気な子にしか見えないんだろうな。


療育クラスに入るまで、療育クラスのママも一度は療育施設に断られたりしたので、やっと入れられたよっていう思いがあるのを感じました。とりあえず就学前まではここに通えるからほっとしてる。とかそんな話をしていました。
今通う療育クラスの子は、比較的早い時期に療育につなげることが出来た子達なんですね。


幼稚園に入園後や就学前に実は療育が必要な子だったとわかったら、そこから療育を受けさせたいと思っても、子どもが多いうちの自治体ではなかなか療育先を見つけるのは難しいのかなと感じています。自治体の療育施設は定員いっぱいですし。


例えば発達が遅れているお子さんがいて、近くにいる親、特にママがいつか他の子に追い付くはず、とか、ちょっと成長がゆっくりなだけ。と考えていて、専門医に相談することなく、そのまま何もせずに過ごしてしまっていると、お子さんが一番気の毒でもったいないかなとも思います。



必死の訴えで何とか入れてもらった療育クラスです。どうしてもな用事があって1日だけお休みしちゃうけど、それ以外は毎週頑張って通いますよ!