自閉症スペクトラムと診断されて

2歳で境界知能ASDと診断された普通級に通う5年生男児を育てる母の子育て記録

幼稚園親子イベント

今週、幼稚園の親子イベントがありました。



このイベント、毎年春に新しいクラスの親睦を兼ねて各学年ごとに開催しているのですが、親としては体力的にも精神的にもなかなか辛いイベントなんです。



息子が親子イベントでやる体操やゲームに参加しないとか、泣いて拒否する、脱走するなどの不適切な行動を取るかもと心配していたので、事前にABAセラピストさんに相談したんです。



事前に見通しを持たせること。
息子にとって難しく感じる事をやるときには、泣いたりやだやだ言わずに、楽しくやっている他のお友達の邪魔にならないように静かにしていること。
という2つの約束をしました。



ママと一緒にやればいいんだよ、大丈夫だからね。と何度も言い聞かせる。
スムーズに参加できるように、事前に幼稚園から貰ったプリントを見せながら、「何時に集合、何時からお昼」とか何度も当日の流れを説明。
3時間だけだから頑張ろう!仲良しのお友達の○○君もいるよ!!と励まして見通しを持たせました。




幼稚園近くの広場に集まって、体操したり、ゲームをしたり、何と親子でリレーまでしました(>_<)
天気も良かったので、親の方がぐったり。




息子はというと、多少チョロチョロする事もありましたが、他のお子さんと同じ程度で悪目立ちすることもありませんでした。
私の指示にも従う回数が増えたと感じました。
ゲームやリレーで「ぼくやらない!」とか「ゲームわかんない」と言うこともありましたが、なんとかなだめすかして促すとやっていましたから。
家では絶対にやらない苦手な手押し車も、お友達がやってるからか息子も頑張ってやっていて、私がびっくり。
すごいですね、お友達と幼稚園の力は。
普通に参加出来ていた事にびっくりです。
なので珍しく私のイライラはなかったですね。




集合写真を撮るときには、ゲームの後で疲れきっていてご機嫌ななめでしたが、新しい担任の先生が息子に「誰のとなりがいいの?並んで」と声かけと指示をしたら、あっさり従ってたので私もほっとしました。




ママがいると、どうしても甘えてしまってやりたくないことはやらないと泣いたり、歩かない、座り込んだり、逆に座らないといけないのに、立ってしまったりと不適切な行動が多い息子ですが、今回の親子行事にスムーズに参加出来たことにびっくりです。
本当によく頑張りました。上出来です。
去年とは比べものにならない成長ぶり。
これは療育のおかげなのか、本人の成長なのか、イマイチわかりませんが。



行きたくない、やらない!と前日までごねていましたが、当日になったらやる気になったらしく張り切って自分で支度してました。
私はお弁当を作っていたので、息子が自発的に準備をしてくれると、本当に助かります。



当日まで私は気が重かったですし、去年の息子の態度があまりにもひどかったので直前までサボるつもりでいました。
さんざん悩んだ末に行くことにした親子イベント。
息子も楽しかったようですし、私もママの知り合いが増えたので連れて行ってあげてよかったです。
来年も親子イベントがあるのでちょっと気が重いですが、来年も頑張らないといけないですね。
あぁママは辛いよ…