自閉症スペクトラムと診断されて

2歳で境界知能ASDと診断された普通級に通う6年生男児を育てる母の子育て記録

療育になぜ行ってるの?

年少の終わり頃、自転車で療育に向かう途中「なんでお教室(療育)に行っているの?」と息子から聞かれたことがあります。



突然の事だったのでびっくりして、何でそんな事を聞くんだろうと思いましたね。
幼稚園で仲良しのお子さん達が通っていない場所だから不思議に思ったのかもしれませんし、私がいつも気乗りせず疲れた顔をしてるからかもしれないです。
以前通っていた幼児教室とは明らかに違う、何か差し迫る雰囲気を子どもながらに感じているのかもしれません。




最近あった療育施設の講演会で親からそういう質問が出て、スーパーバイザーの先生が答えていました。
そもそも幼児でそんな質問をしてくる子はほとんどいないらしい。(うちは質問されたけど…)



先生は、小学校に行くために練習をしているんだよ。と答えるといいと言っていました。



療育中や療育施設から帰った後も親が暗い顔してたりするのも良くない。
療育施設での写真などをご主人に見てもらい、楽しそうだね。って盛り上げる。
療育施設は楽しそうな場所だという演出を親がしていくと良い。と話していたなぁ。
でも、療育クラスでの自分の子の現実や出来ないことを目の当たりにすると、暗い顔にもなりますよ。親だって人だからさー



ちなみにわが家は療育クラスで作った作品を主人に毎回見せているのですが、「これいいじゃん」とかポジティブ(適当!)な言葉がけをしてくれています。(なんだこれ?へったくそだなと後で私には言っているけど)
息子は療育クラスを楽しい場所だと思っていて、幼稚園行かないとか、習い事やめる、やだ!はたまにあっても、お教室(療育)やだ!はほとんどありません。
ひとえに先生方の努力のたまもの。
一般的な幼児教室とは違い、やっている事のハードルが低いし、見ていると普通のお子さんが通っていても楽しめる内容だとも感じます。



ちなみに私は「お教室はいろんなことが出来る楽しい場所だから行っているんだよ〜」と答えた気がします。
とりあえず今の療育はあと1年半通いますよー。