※発達障害とは関係ない話です
「なぜ勉強しないといけないの?」
というテーマだったのですが、息子は勉強嫌だ!と日々言っており、なぜ必要なのかを考えて欲しい。息子に見せてきっかけを作りたい。私自身も参考にしたいと思い、かなり前に予約録画していたのを今日見ました。
番組の中で
憲法第26条2項
すべて国民は、法律の定めるところにより、その保護する子女に普通教育を受けさせる義務を負ふ。
を一番はじめに触れていました。義務教育だから、国が決めているから。当然ですね。
教育を受けることが、国の未来につながるという話。
お笑い芸人の又吉さんが、「僕が小学生の頃はもうすこしが8割くらいありましたよ」と話していました。
ゲストの厚切りジェイソンさんが、「でも立派になってるじゃないですか!」とコメントしていましたが、本当にそうだよなと思いました。
ただし、この方はレアな人ですよ。
大多数の人には当てはまりませんよ、やっぱり。
又吉さんの場合は、いわゆる普通の勉強自体は苦手だったとしても、サッカーが好きでインターハイに出るほど熱心に取り組んでいたことや、太宰治や芥川龍之介などの文学作品が大好きな読書家。
という事などが本人を形成していて、今の人生に大きく役立っているのだなと思う。
やはり読書は大事なのですね。
又吉さんが実体験として話していたことが、
「小学校に入って1年目は勉強が簡単。だからこれ先生の話聞かなくてもええやん。と思って途中から聞かなくなった。でも3年生くらいになって急に難しくなって、時すでに遅しと言うか、、、
早く授業終わんないかなとかいつも考えてた」
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これが現実なのですね。
いわゆる小3小4の壁。
品川区の小中一貫校のVTRを見て、又吉さんが「中学で友達が分かれないのが良いと思った。僕の通っていた中学は、小学校からの友達の2割しかその中学校に行かなくて。
別の近隣の小学校2校の生徒がそのまま(又吉さんの通っていた)中学に来ていたから、人間関係がすでに出来上がっていて、周囲に気をつかうというか本当に肩身が狭かった。」
ということを話されていたのですが、あーわかるなと思いましたよ。中学生にして気苦労が多いなんてお気の毒。
結局のところ与えられた環境で頑張るしかないですけどね。
学力の格差の事も取り上げられていました。
学力格差がフタコブラクダに例えられており、中間があまりいなくて、すごく勉強ができるか、あんまりできないか両極端になっているとのこと。
フタコブラクダ現象は「ゆとり教育」が関係していると言われており、カリキュラム、授業時間を削った結果、勉強する層はより塾等の時間が増えて学力が上がった。
一方で勉強しない層は勉強に接する時間が減ったのではないか?と考えられる。
そのほか、子どもの貧困問題にも触れられており、大変興味深い内容の番組でした。
母親の私が勉強を教えて、お金をかけて塾や好きな習い事をしている。息子の与えられている環境は広い視点から見れば当たり前ではないのです。ですが、息子にとって、やる事が多過ぎる日々は迷惑なのかもしれません。
塾を辞めたい、勉強したくないと言っていますが、何て贅沢な悩みなんでしょう。
これが例えば子ども4人とかいたり、経済的にギリギリな生活を送っていたとしたらそこまでできませんよ。
ぼーっと生きている息子が、自宅で勉強をガリガリ集中してやるようになる日は来るのでしょうか?