自閉症スペクトラムと診断されて

2歳で境界知能ASDと診断された普通級に通う6年生男児を育てる母の子育て記録

勉強、目標、やり抜く力

発達障害関係ないです。

 

東大初のJリーガー久木田紳吾さんのネット記事を読んだのですが、勉強や子育てに関するヒントがこの方のコメントに散りばめられていると思いましてブログにあげました。

あっ!子どもをサッカー選手にしたいとか、東大に入れたいとかそういう事ではありません。

 

 

久木田さんは県立熊本高から東大理2に現役合格し、工学部を卒業後Jリーガーに。

Jリーガーの平均引退年齢の25歳を超える30歳まで現役を続けたという凄すぎる人です。

ちなみに私、この方が岡山在籍時に2回は確実にこの方の事を観てるはずなんですけど。岡山は決して弱いチームではありませんし、J2のクラブでスタメンでしたから実力のある選手だったのだと思います。

この方は異色のキャリアなのもあり、Jリーグを観ている人には知られた存在です。現在は一般企業に就職なさっています。

 

 

以下ネット記事

僕は小学校3年からサッカーを始め、将来の夢はサッカー選手でした。

ですがその夢に対して全てをかけられる程、確固たる決意と自信を持つことができなかったし、学校でも成績で周りに負けたくなかったので勉強も頑張ってきました。

結局その後サッカー選手になることができましたが、つくづく勉強をしっかりやってきて良かったと思います。

夢に対して確固たる決意を持っている人は信じてその道を進んだほうがいいと思いますが、僕のようにそうでない人たちには勉強との両立をおすすめします。僕がそう思うに至った理由は大きく3つあります。

 

 

■第一の理由:倫理的思考と問題解決の糸口

 

まず一つは論理的思考ができて色んな面で問題解決に役立ちます。

数学が嫌いな人の決り文句は「こんなのができて何の役に立つの」です。
実際、日常生活で因数分解微分積分をしないからそういう考えになるのだと思います。確かに、因数分解微分積分ができることそれ自体は多分ほぼ役立ちません。

 

しかし数学の問題を解くその思考プロセスは絶対に役立ちます。数学の問題を解く時にはその具体的な問題を一旦自分の中で抽象化してシンプルな公式に当てはめて解きます。だから文系科目に比べて暗記量が少ないのですが、この具体的な問題を抽象化するプロセスはどの場面でも役立ちます。

 

例えば私はDFに転向してはじめの頃にクロスのクリアに問題を抱えていましたが、結局は良いポジショニングがとれていない→クリアの際に姿勢が崩れる→クリアを思ったところに蹴れないという流れであることが分かり、良いポジショニングを常に取り続けるようにしたらかなり改善されました。

 

教えられて強制的にそれをするのと、自分で気づいてプレーに落とし込むのでは結果的にパフォーマンスに差が出ます。それ以外にも特に理系科目では問題を解決する上での切り口を選択するセンスなども磨かれますし、もちろん文系科目も知識を増やすという意味で問題解決の引き出しを増やすことができます。

 

 

■第二の理由:人生における選択肢は多い方がいい


二つ目は、人生における選択肢を増やすことができます。

好きなことをやってお金を稼いで生きていければそれが一番ですが、それができない時やまたはやれたとしてスポーツのように若いうちしかできない場合は、他の選択肢が必要です。

僕もそうでしたが、人生において後からこれやりたい!と思うことは多々あります。でも自分には無理、とそこで思わなくてすむように勉強もできる限りのことをやっておくと後悔は少ないのかなと思います。

 

 

■第三の理由:様々な感性に触れることができる
 

最後の三つ目は様々な感性を持った人とつながれることです。

僕は東大生とJリーガーというある意味で両極端なコミュニティに属すことができましたが、両者は感性や文化の面でやっぱり明確に違いがあります、もちろん個人差はありますが。どちらのコミュニティからも刺激を受けて考え方の幅が広がったように思います。

 

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「勉強を好きでやっている子はあまりいません。僕も好きでやっていたわけではなく、良い点を取りたいという思いでやっていました。

僕も受験期が辛かったように、勉強では目標のために嫌なことを我慢してやる力が必要でした。そこがスポーツに生きましたね。

スポーツもプロになると、自分のやりたくないトレーニングやリハビリをずっとやらないといけない。

 

 

目標を持ってやる、やり抜く力。これは勉強を頑張って大学受験で合格を勝ち取ることに通じていて、その成功体験がサッカーでも生きました。

周りは『頭が良いからサッカーもうまくいくんでしょう』と言います。でも、僕は関係ないと思っています。サッカーは瞬時に判断しないといけないですし、小さい頃から身につけてきた判断力が感覚的な部分として重要です。

試合後にビデオを見て、『こうすればよかった』とは考えられますが、それが実際にサッカーでできるかというとそれは別の話なんです。なので、勉強とサッカーの相関性は、課題を見分けて改善する力と解決のために計画的に取り組む部分ではないでしょうか。そこはすごく生きましたね」

 

引用終わり

 

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上の部分で「勉強を好きでやっている子はあまりいません。僕も好きでやっていた訳ではなく良い点を取りたいという思いでやっていました。」と言い切っていましたが、やっぱりみんなそうだよねー(安心)と思いましたよ。

 

 

ある程度年齢が上がれば、受験や就職の為とか資格取得の為とか目標を持って自主的に勉強に取り組めると思うんですけど、小学校低学年の男の子なんて、勉強をやらされている子が大半で、わが家の場合は、放っておいたら学校の宿題すら自分でできないですよ。

 

 

息子と向き合っていると、学業のフォローが本当に大変だなと思うんですよ。

最近だって、塾の漢字トレーニングテキスト60日分(1日8問)を3周したにも関わらず、読めない書けない漢字がちらほらで、見ているこっち泣きたくなりましたよ。

今はまだ結構親の話を聞いてくれていますが、今後どうなることやら。

 

 

幼児期には幼児期の大変さがありましたが、小学生になったらもうちょっと楽になって、余裕を持って子育てできるかと淡い期待をしていたのですが、、、

別の部分での大変さが継続中。

 

 

とりあえず勉強とスイミングはやり続けたいと思っています。

はぁ〜(ため息)