自閉症スペクトラムと診断されて

2歳で境界知能ASDと診断された普通級に通う6年生男児を育てる母の子育て記録

境界知能の子どもの育て方

誰か私に教えてください!!

 

 

息子は1を聞いて10を知る子ではありません。器用でも要領が良いわけでも愛想が良いわけでも無く、どちらかといえば鈍臭いタイプ。

100回聞いてうっすらと理解できるという感じでしょうか。

どうでもいいこと(勉強とは関係ないこと)ばっかり覚えてます。

やったことない問題を自分で考えて解くことや、文章を読んで理解する力が弱いです。

なので塾のテストの点は取れず下位クラス。親が必死で教えても理解出来ず、まだ1年生だっていうのにしょっちゅう息子の勉強を見るのをイライラしてしまって投げ出したくなります。

大人げないです。私、、、

 

 

そもそも境界知能とは?

知的能力を心理発達テストで評価し、IQ<35は重度精神遅滞、IQ35~50は中度精神遅滞、IQ50~70は軽度精神遅滞とされる。 IQ70~85は境界領域知能とされ、明らかな知的障害とはいえず、環境を選べば、自立して社会生活ができると考えられるが、状況によっては理解と支援が必要なレベルである。

(抜粋終わり)

 

 

息子が年長の頃に主治医から

「ここまでいろんな事がやれていれば十分です。もう病院には来なくていいです。検査をして数値を出すことはただのレッテル貼りになってしまうのでやりません。」

とのことでした。

 

 

なんだよそれ?!

私としては、それでも数値知りたいからやって欲しかったんですけど、、、

 

 

現在の息子のIQがどのくらいなのかわかりませんが、平均的な発達のお子さんよりも情報処理能力がかなり遅い。理解に時間がかかる。思い込みで行動する。

そういうことが、IQ低いってことなのかも。と感じたりする。

 

 

息子が一定レベル以上の中学〜大学に通うことを夢見て希望する私は、本質を見落としていると思う。親として本当に愚かだと思う。

ですが、良い教育を受けさせたい、学力をきちんとつけさせたいと思うからこそ、塾と学習教室に行かせているんです。

息子にとって良い環境の学校はどこなのかリサーチしたり、どうしたら一定以上の学力が身につくのか日々模索しています。

 

 

とりあえず、勉強面は置いておいて、、、

・自分で出来ることを増やす。

・自分で考えて行動できる人になる。

・挨拶がきちんとできる

・人に感謝の気持ちを持つ

・自分の気持ちを人に伝えられるように。困っていたら困っていると伝えられるように。

 

などなど、生きていく上で大切なことを、わかるまで何度も息子にわかるように伝えて行くこと。それが親の私が出来ることなのだと思っています。

 

 

受験塾では残念な子ですが、小学校ではまだ1年生なこともあり、授業にはついていけて、それなりに理解はできている様子。

小学校の放課後補習クラスには呼ばれていないので、一安心。

1年生はまだ勉強も簡単だけど、これからが不安な母です。

席替え 1年生 2学期

2学期が始まって数日、早速席替えがあったようです。

 

息子「ママ〜ぼく席替えで一番前の席になったよー!」

 

私「えー!何で??何か学校でやらかしたの??(前の席は問題有りの子が多いからね)」

 

息子「ぼくは一番前の席がよかったの!!」

 

私「そうですか。よかったね。」(心こもってない棒読み)

 

息子「何で前じゃダメなのー!!(泣く)」

 

以外省略、、、

 

 

 

息子に聞いたところ、元気すぎる男の子が一番前の真ん中ですが、その周囲にはそういう子でも大丈夫な女子が両隣にされているようです。

それ以外は前の席だからといって、所謂問題児ではないようです。(息子からの聞き取りによる)

 

 

息子の隣の女の子はいろいろと助けてくれるらしく、「ぼくのこと手伝ってくれるよ。」とのこと。

勉強以外の何かで息子が困っていそうなときに、これするんだよとか教えてくれたり、手助けしてくれているらしいです。

何だそれ?アホ過ぎ。

息子はおそらく先生の話、上の空で聞いてるんでしょうね。聞きもらしてるか、聞いてもぱっと理解して行動できないかのどちらかだな。

(そういうところが自閉っ子)

隣の女の子に嫌われてなくてよかったね。

 

 

新しい席での学校生活はそれなりに充実しているようです。

 

親が大変だった夏休み

今週、息子の小学校がはじまりました。

 

 

夏休み中は私が仕事の日は学童に通っていたのですが、勉強の時間に勉強しないんだよなー。

ドリルを持たせてもほんのちょっぴりしかやっていないことが多くて、私毎回キレてます。

 

 

今どきの小学生は1年生でも宿題が多いんですね。

高学年だと自分で計画を立ててやってくれると思いますが、低学年だと親が見ないといけないし、自由研究は内容を考えてあげないといけないし、問題集は採点しないといけない。

想定していた以上に大変でした。

主人が協力してくれたことといえば頼んでもいないアサガオの水やりくらいです。(美味しいとこ取りしてるだけにしか思えない)

 

 

夏休みは国内旅行に行ったり、私の実家に帰省したり、塾の夏期講習、海外から遊びに来た友人家族と一緒にお出かけ、花火大会や夏祭りに行ったりなどなど。

それなりに忙しい日々でした。

 

 

自由な時間が沢山あったはずなのに、勉強はまったくはかどらず。

勉強はしたがらない、教えても理解できない、もしくは時間がかかる。IQ境界知能の壁にブチ当たって、親(私)は悶絶しております。

残念な子に理解してもらうには、やる気にさせるにはどうしたらいいのでしょう?

塾の数値的な面を含め、いろいろな現実に直面しており、平均以上に持っていくのは難しいなと感じています。

 

 

かといって、支援学級は対象外だし、通級が必要なほど、本人も周囲も困っていない。

今のところ、学校にはついていけてるけど、塾では下位クラス。

塾は4年生になっても下のクラスだったら、転塾も考えないといけないな。

2学期も勉強面に悩まされそうです。

1年生 1学期の通知表

昨日で1学期が無事に終わりました。

息子は皆勤でした。風邪を引くことも無く頑張っていたのですね。

で、息子の通知表を見てみると.....

 

 

学習面も行動面も全部「できる」でした。

 

 

1学期の通知表は「できる」か「もう少し」のどちらかなので、どの子もすべての項目に「できる」がついていると思われます。

とりあえず「もう少し」がゼロでよかったです。

 

 

先生からのコメントには、息子さんは手を挙げ積極的に授業に参加しており頑張っています。というような内容が書いてありました。

 

 

小学校の通知表は正直どうでもいいので、塾の勉強内容を理解して、テストの点数が取れるように、偏差値が平均以上になってもらいたいものです。

いつになったら学習面が伸びるのだろうか?

中学受験と発達障害児

スカイのブログのスカイさんの記事がとても参考になりましたので、自分の考えも交えて記事にします。

 

一部記事を抜粋

 

「男子校」「女子校」の良さ

話の内容をいくつかメモしたのでリストしますと、

 

・同じ性別の子がたくさんいるので、クラス替えをしても、部活に入っても自分と合う子が一人二人は必ずクラスで見つかった。

・男子校、女子校をわざわざ選んで来ている人は、自分たちと同じ経験(いじめや疎外感など)を小・中学校で経験してきている子がそこそこいたから、優しい子も多かった。

・先生方が、面白い対応をしてくれる。生徒が個性的なら先生も個性的。

・一人で男子校、女子校を選んで来ている子の集団だから、何かと「入学した目的」がある子が多かった。だから入学後数か月経つと、入学時期ぐらいは暇でいじめが多少あっても、その後はみんなそれそれの「目的のために忙しくなる」ので落ち着いた。

・個性的な子が多くて、自分が目立たなかった。

・いじめ、からかいにあって困っても、クラスの同姓生徒人数がそれなりにいるので、耐えて過ごしていたら部活や、仲たがいした子がグループを外れたりして、ころころグループも変わって、ずっと困るということがなかったので卒業まで過ごせた。

・人数が少ない学校だと、先輩や後輩との人間関係もあるから、それで助かったこともたくさんある。

・部活がびっくりするぐらいオタクなものがあったり、自分が好きな分野の同好会を作ったりできた。活動を学校が応援してくれる。

・大会や遠征で学校や先生、先輩がバックアップしてくれるから、バスも出してくれたり自分が移動しなきゃとか、そういう心配がなくて学校のサポートがありがたかった。

・いじめをした子・しようとする子は、結局あとで嫌われる。だからいじめがなくなっていく。意外といじめる側が「出るくぎは打たれる」感じで大人しくなるパターンが多い。部活ではいじめ的な言動していた子に上級生の指導が入ったりした。

 

 

などが主な意見でした。ただ、これは中堅校の子達の意見です。勉強ができる、いわゆるトップ校の男子校、女子校に入学した子達の話では、以下が上にプラスして出てきます。

 

・先生方の授業が個性的でとても面白い。独自の教え方がある。

・個性が強すぎる子がちらほらいる。生きにくそうな子もいる。逆に大人のように世渡りの上手な子もいる。

・自分がいた女子校の女子はメンタルが強すぎるぐらい強い、というか気の強い子が多かった。意見がぶつかる時もあるけど、不思議とそれでケンカとかにはならない。ただ個性のぶつかり合いがすごい。

・メンタルが豆腐の子が何人かいた。その子達への理解ができる先生(変わった人)もいて、なんだかんだ言って卒業まで頑張っていた。

・いじめに関しては、そんなに暇なの?みたいに、いじめる側の方がバカにされる感じなので、いじめまで発展しない。結構みんな大人な感じ。あってもこそこそ陰口程度。

 

などです。学校見学を2年間、3年間と続けて、オープンスクールや授業見学、部活体験などに行くと「だいたいどんな学校でどんな人がいる学校なのかわかる」とのことで、とにかく受験前にほとんどの入学希望の学生向けのイベントには参加していて、そのうえで吟味して選んだようです。

 

引用終わり

 

..................

 

私自身が高校まで公立で、正直公立の学校が教育の場として良いとはとても思えませんでした。

実家の経済状況もあり、私立を第一希望にはどうしてもできませんでした。

都内なので学校はそこそこあるとはいえ、高校受験の時に公立を第一希望にした段階で、偏差値を考慮すると選択肢がほとんど無いというのは嫌でしたね。とりあえず偏差値的に行けそうな学校へ行きました。

そんなだったので高校時代はそれなりに友達もいたし、部活に打ち込んではいたけれど、悶々とした暗黒の3年間でした。私が求めていた環境とは違っていたんです。こればかりは入学してみないとわからない部分でもありますが。

 

 

私自身は公立で何とかなったけど、息子の特性や性格を考えた時には正直合わないなと思うんです。

これは根拠は無いけど親の勘。

中学の内申制度。充実しているとは言えない部活。様々な家庭環境、学力、性格の子どもがいる複雑な環境に放り込むのはちょっと違うのかなと。

公立を否定している訳ではありませんし、問題なさそうな子ならそれはそれでいいと思うし、何の迷いもなく公立に入れていたと思う。 中高一貫校の私立も中学からしか受け入れていない所が多くなっているというのも、絶対に中学受験をさせたいと思う理由の一つです。

 

 

息子は今、中学受験塾に通っていますが、相変わらずの低空飛行。親の私が辞めさせたくなりますが、ぐっと我慢。

上位校狙いの子が通う塾ということもあり、幼児期に小学校受験勉強をしてきたお友達、幼児教室に通っていたようないわゆる出来るお友達が集まっています。

親の財力、母親が専業主婦かどうかは子どものテストの点数との相関性があるというのが、一般的な傾向ですから、ある種不思議な世界です。息子が出来ないと親は切ない気持ちになるものなのですね。

 

息子が出来る子だったら確実に1年生から塾に入れていないので、そういう意味で息子は「出来ない子は金がかかる」の典型。

しかも勉強してるにも関わらず、点が取れないという残念さ。

上位校ばかりが学校では無いので、息子が生き生きと学生生活を送れるような学校を探して、入学して欲しいと願っています。

コメントの返答です

Tamaさんへ

 

私のブログを端から端まで読んでいただいてありがとうございます。

 

 

たまにしか癇癪が無いなんて!なんて親孝行なお子さんなんでしょう。羨ましすぎます。

うちの息子は親族が全員ドン引きするような、通りすがりの人から白い目で見られるレベルの癇癪でしたよ。もう子どもは要らないと思うくらい。そんな息子の1〜2歳ごろが今では懐かしいなーと思ったりもします。

 

 

医師にもよると思いますが、2歳くらいだと専門医もちょっと見ただけではわからないことが多いので、親に普段の話を聞いて必要だったら診断付けるという感じだと思います。

息子は診断名がついたから、優先的に療育が受けられました。

息子の領域仲間で素人の他人が見ても明らかな自閉っ子でも診断は付いていないと言っていたお母さんが何人かいたので、診断するかは医師によるのでしょう。

 

 

診断があっても無くても子どもは子どもなので、親ができる範囲で子育てすればいいと思います。本人と親が困っていないのが一番。

私はその年齢の平均くらいの事ができるように、幼稚園や普通学級でやれるように、という事をいつも考えていました。

親ができることには限りがあるので、家庭でも取り組めることはやりつつ、園や習い事など、家庭以外での環境調整をしてあげるのが息子の場合は良かったように思います。

 

 

おうむ返しやジャーゴンはその子が言葉を習得するために必要なことだからそうしてると医師に言われて、なるほどなーと思いました。

息子が5歳の時に知ったので、2歳の時に知りたかったなー。知っていたらこんなに悩まずに怒らずに済んだのにと思います。

エコラリアとジャーゴンがあまりにも頻回だったので、聞いているこっちがうんざりしてしまってやめてほしいとよく思ってましたね。くるくるもよくやってましたよ。

2歳くらいだと、自分のやりたくないことはやらないのはよくあることのように、今となっては思います。

 

 

息子は今でこそ定型児っぽいのですが、2歳の時は自閉の世界どっぷりな子でした。3歳になってもおむつは外れていなかったし、会話が成立していませんでしたね。

普通の幼稚園や小学校の普通学級は難しいかもなと不安になるレベルでした。実際主治医にも3歳の段階で普通級はギリギリと言われていましたし。

他害やパニックが無いのが救いで、癇癪も年齢と共にほぼ無くなり、幼稚園では突然人格が変わって大人しくなり比較的うまく適応していました。悪目立ちしませんでしたので、まわりから見たら特性がわかりにくいのでしょう。

今でも感覚(味覚)過敏や運動面のぎこちなさはあったりします。言語面の発達が遅く、言語理解力が低いので定型児よりもいろんな面で何かを理解したりできるようになるのに時間がかかる子です。

そういう特性は他の子よりもあるけれど、そこそこ周りに適応している。という感じでしょうか。

 

 

もし私が何も知らずに育てていても、今の発達段階の息子になっていたのかもしれませんが、

診断がついていなかったら、私がかつて育てられたように、もう少しのんびりと育ててたと思うので、今よりもいろんなことが微妙に出来ない子になっていたでしょうね。

私に怒られてばっかりで、あんまり自信の無い子に育っていたと思います。療育のおかげなのか自己肯定感が高いように思います。

子どもがどう育つのかは本当にわからないものですね。

 

 

Tamaさんのお子さんはまだ2歳。

発達に不安があるようでしたら、専門医に相談してもいいし、今後も継続して発達相談を受けてもいいかもしれません。

大変な事もあるかもしれませんが、時には息抜きしつつ、お子さんと沢山素敵な時間を過ごしてくださいね。

お子さんの成長を応援しています!

公立小学校が衝撃的過ぎる件

息子

学童にいたら、○○(クラスメイト男)がさー、算数のプリントがわかんないから、やってよ!っていうから、しつこいし仕方ないからやってあげんだよ。

 

えっ?何言ってるの??

この宿題簡単だよ?もしわからなければ家で親に教えてもらってやればいいのに。

息子がやってあげちゃうと、○○くんが勉強する機会が無くなっちゃうから、それはよくないんじゃない?という話をあきれ口調でしました。(どうでもいい話なので)

 

 

その子は親が放置気味で、乱暴で口が立つので、いろんなお友達と喧嘩が絶えないらしい。

その子以外にも、いろいろやらかしちゃう子が何人かいて、自閉っ子の息子なんて無害だし超普通な存在です。

立ち歩いたり、問題起こしたらどうしよう?とか、人とコミュニケーション取れなかったらどうしようとか入学前は心配してたけど、普通に過ごせている様子。

やっちゃうタイプではなく、被害にあっちゃうタイプなようです(泣)

 

 

プリントとか文房具とか物は無くなる(自分でなくすのも含む)外国人が結構多くて日本語微妙な子もちらほら。

比較的大規模校なので、きちんと授業に参加できていれば目立たない。

最近、校舎の前で、校舎に入れなくて親に付き添われて泣いてる子を見かけたりとか。廊下でパニックになって、先生に取り押さえられてるお子さんがいたり。  あのー、、、支援学級が無い小学校なんですけど、、

公立小学校はるつぼというか、私の時代では考えられないような場所になってる。

なかなか濃い小学校生活を送っているんですね、息子は。

今しか経験できない事からいろんな事を学んで、生きていく力にしてもらいたいものです。