自閉症スペクトラムと診断されて

2歳で境界知能ASDと診断された普通級に通う6年生男児を育てる母の子育て記録

息子3歳2ヶ月 田中ビネー

息子が3歳1ヶ月の時に、田中ビネーの検査をしました。


で、1ヶ月後の昨日、担当医から息子の診断結果を元に療育の相談をしました。


まぁ、診断名は「自閉スペクトラム症」

附記として
対人コミュニケーション面での問題、オウム返し、感覚遊びなどを認める
IQ81と正常下位の結果


医師はぎりぎり普通級と言っていましたが、知的には世間一般で言うボーダー児。
年令×5分の4の発達だそう。
精神年齢は2歳6ヶ月。


PARSは28点
コミュニケーション姿勢に関して、自分がしたいこと興味があるときなどは一方的になりがち。
褒められたがったり、大人への愛着形成は認められる。自分の要求を伝わる言葉で表現することは難しいが、自分から相手に働きかけようという気持ちがみられる。オウム返しが頻回。



<検査結果抜粋>
2歳級の半分が出来ていなかった。
平均に比べ発達が遅れている可能性が高い水準。
言語的な指示を聞いて理解し、内容を記憶してその通りに行動することが苦手。
言語理解にもつまづきが認められます。
語彙知識が少ないです。
言語表出は2~3語文が可能です。ただしオウム返しが頻繁にあるので社会的な実用性が低いです。
ジャーゴンも聞かれた。


<まとめ>
語彙を増やしていくことで、指示を聞く力、自分の言葉で要求したり表現したりする力をつけていくことが必要。

年齢相応の指示理解が難しかったり、目の前の道具に興味をひかれると集中できなくなってしまうことがある。

日常生活や行事の練習などでは個別的な指示の提示と説明を簡潔にすること、その都度行動を促すといった配慮が必要な子である。

イラストや写真、実物といったモデルや視覚的情報を付随すると理解が促しやすい。

年齢が高くなり、幼稚園での指示がもっと複雑になったり、要求される行動の水準が高くなってくると、適応が難しくなるかもしれない。

すべて書くと長すぎるので一部を抜粋しました。



この診断結果のわが子。
現状がわかったことは良いことなのですが、これからどうやって育てて行けばよいのか途方に暮れてしまいました。週1の療育がどこまで息子の困り事の改善につながるのかもわかりませんし。
愛するわが子にこんな診断が出たら、やっぱり落ち込みますが、日々の息子を見ていたら納得の結果です。
私が感じていた息子の状態、個性、特徴そのものが
わかりやすく文章化されていることに、感激すらしてしまいました。
5年後、10年後、成人後の見通しがまったく立たないことが、さらに不安なんですよね。
今日も明日もあさっても、私なりに息子と向き合おうと思います。