自閉症スペクトラムと診断されて

2歳で境界知能ASDと診断された普通級に通う6年生男児を育てる母の子育て記録

これからの子育ての方向性

少し前に花風社の浅見淳子さんの講演会を聴きに行って、今後の子育ての方向性で参考になることばかりでした。
お話を踏まえて、我が家でもやって行きたいことなどを考えてみました。



幼児期から体力作り。
感覚統合。
社会人になってフルタイムで働ける体作りを幼児期から就労までの間に一貫して行う。
とにかく義務教育には通う。(その為に親はフォローする)



持っているものを活かして生きていくことが大事。
本人が得意なところで勝負して生きていくのが効率がいいので、ある程度わかる年齢になったら本人にも自覚させ、そのバックアップを親が行う。
悪いところがあってもそれを生かせる道を考える。
子どもが何かに挑戦したいと思ったときに、親が後押しできるようにすること。



学校は勉強と集団行動を学ぶ場。
先生に必要以上の事は求めず、親が発達障害を直していく、親が家庭で積極的に関わっていく。



言葉以前の世界(愛着)があって、言葉以前の関わりを大事にしていく。



発達障害児は思春期に問題が出て来ることが多い。
子どもは思春期にそれぞれが乗り越えなくてはいけないことのやり直しをしているために親はうろたえてしまう。
親や周囲は生育過程で失敗させないようにしてしまうが、親はあえて失敗させる勇気を持つ。
小さな失敗をいっぱい経験しておくと、この世の終わりではないと思える。
自己治療は本人にやらせると下手なことが多い。
放置せずに周りが関わる。



早期支援は受けてあとは離れる。



幼児期は体力作り系(スイミングや体操服)と感覚統合、の他にも集中力を高めたり、絵本や遊びを通し知的好奇心を促し、就学に備えて入れられるものは親の働きかけで入れていく。


入学は通常学級

習い事は体力作りと塾は必ずで、あとは本人のやりたいことも尊重してやらせる。


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書いてみるのは簡単だけど、実際子どもと向き合うのは本当に大変だと思う。
まずは就学に向けて体力をつける習い事(スイミングと体操)をさせていますが、療育と習い事の送迎と付き添いにと親も結構な負担です。
まぁ、出来ることからやっていくしかない。
幼児期は残りわずかですし。



浅見さんの話は参考なること、勉強になることばかり。
今まであやふやだった子育ての方向性が、今回のお話を聞けたことである程度見い出せましたし、講演会だからこそ、本やブログには書けないようなお話も聞けて、講演会行った価値があったなと思いました。
また機会があったら是非お話を聞いてみたい。