自閉症スペクトラムと診断されて

2歳で境界知能ASDと診断された普通級に通う6年生男児を育てる母の子育て記録

言語療育の振り返り

今週は今年度最後の言語療育(ST)の日でした。



今日の息子は気乗りしない課題ばかりだったらしく、まったく座っていられず。
今日は先生が今までの振り返りでどこまで出来てるか確認したかったんですけどねー。と苦笑い。



幼稚園では普通に座っていられるけど、療育では座らずに好き勝手に振る舞うのは、療育施設では好き勝手に振る舞っても許してもらえると思ってるみたい。(←私の意見)
療育施設に心許してくれてるのはいいことなんですけど…と先生に言われる。
「もっといろいろ遊びたかった」と先生に小声でお話したらしいのですが、もう少し座ってくれてたら、先生といろいろ出来たのに…と笑いながら言われてました。
息子よ、残念だったね。
先生の指示に従っていれば、いろいろ遊べたんだよ。そろそろ学習してほしいわ。




先生から息子の普段の様子を聞かれてお伝えしたり、今後のお話をしたりしました。



「語彙が少ないのが気になる。
名詞は増えたけど形容詞や動詞が少ないかなー。あと反対言葉とか。
幼稚園での出来事や先生に何かを伝える時に、今は簡単な言葉でお話することが出来ていて、さらに語彙を増やして説明能力が上がるといいんですけどねー。」とのこと。



息子が先生にケーキってどんな味?って聞かれて「イチゴ味」って答えてました(-_-)名詞使ってるよ。
確かにケーキはほぼショートケーキしか食べてないから、イチゴの味がするのはわかるんだけれども。
味覚を表現したりも、甘いとか苦いとか知ってはいるし、たまに会話で使っていたりするのですが、普段の会話の中でうまく使いこなせていないのと、質問になるとうまく答えられないようです。
夏頃にも動詞と形容詞の事を言われていたのですが、そこまで手が回らずに放置してました。(反省…)



幼稚園ではお友達や先生とお話したりしているし、苦手なのはハサミや絵などの製作くらいで、特に担任の先生から指摘されていることはありません。と話したのですが
STの先生からは、普段は幼稚園でとても頑張っているんだと思います。困っている時に困っていると言うことが出来ずに我慢してしまうのは、本人にとっても良くないし、大人しいと先生に放置されてしまうかもしれないから、その辺りを自分から伝えられるようになるといいですね。
「出来ない」とか「わからない」ことを恥ずかしいと思っている。
なので他の人に「出来ない」とか「わからない」とか言うのは良くないことと思っている感じがする。
という話をしていました。



私も同じ事を感じていたので、普段から私が「みんな何でも出来るわけじゃない。出来ないことや苦手なこともあるんだよ」「お友達も出来るようになるために知らないところで練習してるんだよ」「手伝って」とか「わからない」「もう一回教えて」とか困っている時に困っていると伝えていいんだよ。と教えています。
STの先生にもお伝えして、その辺りが課題ですね。ということになりました。



来年度も月1回言語療育の日があります。
言語療育の日は、受けたからと言って急にお話が上手になるわけでも、言語理解力が上がる訳でもないのですが、どのくらい理解しているのか、やり取りできるのかの確認や、どのあたりをフォローしながら、日々関わって行くかを確認する日になってます。
アンパンマンのことばずかんみたいなおもちゃだと、形容詞、動詞までフォローしていないので、私が考えて教えないといけないのが辛い(めんどくさい)ところです。



形容詞とか動詞ってどんなふうに教えたらいいんだろう?
先生は例えば「ケーキはどんな味?」みたいな聞き方をして答えさせてみるといいと言っていたけど、あんまり質問責めにしてたら、嫌がられそうだし。
言葉自体はある程度理解出来ているようですが、使い方がわからない状態です。



日々の生活の中での言葉がけや、絵本を読んだり、本人が嫌がらなければ持っている反対ことばカードなどの絵カードを使ったりして、言葉の理解をもう少し高めてあげるようにフォローしてあげようと思います。
やってあげたいけど、毎日疲れちゃってるからあんまり実践出来ないかもな。