自閉症スペクトラムと診断されて

2歳で境界知能ASDと診断された普通級に通う6年生男児を育てる母の子育て記録

通知表が残念過ぎる1年生

年末に2学期の通知表を持って帰ってきたのですが、、、

 

 

息子に対して日々親が勉強を教えたり、塾や学習教室に行かせ、人様のお力を借りて勉強させているにも関わらず、、、

国語で『もう少し』が1つだけありました。

 

 

顔面蒼白になりましたよ。

たかが1年生の通知表と思われるかもしれませんが、親としては相当ショックです。

中学受験しようと考えている子の成績ではないです。

 

 

前々からわかってはいましたが、息子は国語の文章読解力がまったく無いし、自分で考えて想像することが難しいようです。

塾の長文ならかなり難しいので仕方ないなと思うのですが、学校レベルの簡単なものすらよくわかっていないようで、時々持って帰ってくる国語のテストは100点ではないこともしばしば。

何度も音読しているし、授業もきちんと聞いているはずなのに。

私や主人が普通に子ども時代にできたこと、理解していたことが、息子にはできないという現実に途方に暮れています。

 

 

・・・・・・

 

教育に携わる人が書いたブログを以前読んだのですが、、、

内容をゆるく要約すると

 

勉強面で『頭が悪い』というのは、走るのが遅いとか、歌が上手に歌えないってレベルと同じように、他の人より理解したり暗記したりする能力が劣っているというだけだと。

 

たくさんの生徒たちと接していくなかで、残念ながらやっぱり

「頭の悪い子は存在する」

というのは否定できない現実である。

 


「頭の悪い子」っていうのはもう勉強ができないのか?もうあきらめるしかないのか?

そんな子だって勉強はできるようにはなるのである。

ただ・・・・・


人一倍時間がかかる。

 

例えば普通の子どもが30分で終わる勉強量が

3時間も4時間もかかるとしたら・・・・・

勉強している本人はもちろん、教える側の大人に相当の覚悟が無くては勉強も指導もできない。だからそこには当然、根気強く子どもを指導できる大人が必要になるのである。

 


もちろん親が見てあげるのが一番なのだが、子どもの勉強をすべて見てあげられるわけではない。だから家庭教師や塾などその道のプロにお願いすることになる。

ここで頭の悪い子どもの運命が決まってしまうのである。


子どもの学力に危機感を感じた親が、塾や家庭教師に子どもを預けた親の大多数が子どもの勉強に全くノータッチになってしまう。

もちろん「月謝払っているんだから任せて当たり前でしょ?」って言い分もわかる。

普通の低学力の子なら、優秀な塾さえ選べれば、それでも子どもの成績はきちんと伸びていくのである。


しかし・・・・・

塾の時間はあまりに短すぎるのである。

 


いまや日常生活の大半を過ごす学校は

勉強ができない・・・・っていうか勉強させる気がないから、あとは塾と家庭が協力して子どもの学習を支えていくしかないのである。


でも・・・・塾での学習に関心を持ち、家庭でもそれをフォローしてくれるような親御さんっていうのは実際、皆無に等しいのである。

 

しかし・・・・・そんな親でも、試験の成績だけは気になる。順位が何番上がったとか、下がったとか前回は△点だったのが、今度の試験は□点だったとか・・・・

目に見える成績の上下だけに関心が集中してしまうのである。ぶっちゃけ、こんな親の子どもは絶対に成績は良くならない。


しかも、成績が上がらない責任の一端が親にもあるなんて思いもしていないから、家で塾の復習どころか宿題すらさせようとしないばかりか、簡単に塾を休ませるのである。

 

要約終わり

 

・・・・

 

現実問題として、息子の持って生まれた学習能力が低いからといって、家で勉強見るのやーめた!と諦めるわけにも、日々の家庭学習を放置する訳にもいかない。

私が腹をくくって、お勉強だけは出来る主人を巻き込んで、息子の学力のバックアップをしていくしかない。

 

子どものことを理解し、試行錯誤しながらも適切な指導を行っていくのは

やはり「親の仕事」だと思います。