自閉症スペクトラムと診断されて

2歳で境界知能ASDと診断された普通級に通う6年生男児を育てる母の子育て記録

発達障害 親怒りがち

最近、NHKの「ウワサの保護者会」の発達障害の番組を録画していたので観てみました。

 

 

発達障害児でも定型児でも、母親は特に子どもを怒りがちですよね。

特に発達障害のお子さんを持つお母さんは、子どもを怒ってしまうのが定型児を持つお母さんより多い気がします。

子育て大変のレベルが違うので仕方ない部分もあるのかな。

 

 

そのお子さんにもよると思いますが、発達障害があると、苦手な部分が定型のお子さんよりも多かったり、定型の子が当たり前に出来ることが出来なかったりというのが、大人から見ると目につくんですよね。親が特に気にしてしまうというか。

 

 

『みんなと同じようにしてもらいたい』

『みんなと同じようにできるようになって欲しい』

これって親として無意識に当たり前に思っていることだと思うんです。

それを求めてしまうのは親のエゴなのでしょうか?

私は個人的にそう思っちゃうのは仕方ないよねとどこかで思っているんですよ。

本人が幼すぎて今はできてなかったり、気がついてないだけなのかもしれないけど、強く叱ったりするのは少し減らして、もう少し長い目で見た方がいいんだろうなと思ったりします。

 

 

でも子どもの特性故に、色々な事が難しいのだとしたら、親は子育てでストレスが溜まるのも当然だし、子どもは叱られた記憶しか頭に残っていないことが多いので、結果どちらにとっても良くない感じになってしまう。

だからと言って、ダメな事を叱らないわけにもいかないし、何でも許すとか、逆に無視するとか、放置するとかそういうわけにもいかない。

 

 

発達障害のお子さんの子育てで怒鳴って叱るもしくは怒っているお母さんというのは、身を削って真剣に子育てに取り組んでいらっしゃることの表れだと思うんです。

だってどんなに行動や態度、振る舞いが不適切であっても、わが子の事を見放していないのですから。

 

 

子どもへの接し方を変えたら、子どもを褒めたら子どもも変わると専門家は言いますが、、、言うのは簡単だけど、実践するのは本当に難しいですね。

私自身、そんか声かけを誰かにされて育った経験も無く、親が求めるそれなりのレベルは親のフォロー無しにできて当たり前。

自分が育てられたようにしか子どもを育てられないよ。と心のどこかで無意識に思ってしまうんです。

 

 

できないと罰を与えるのではなく、できたら褒める。

「宿題やらないとゲーム禁止!」というネガティブな声かけではなくて、「できたらゲームできるよ!」という感じ。とTVに出ていた先生は話していました。

 

 

正直、息子には罰の方が効果てきめんだったりするので、私の場合は罰を無意識にそして安易に使ってしまいがち。

ただし罰的なコメント、例えばわが家だと「これやらないと今日はTV禁止」とか「これやらないと○○買わないよ!」とかは、よっぽど私がキレてる時しか言わないので、頻回ではないのですが、きっとあんまり良くないんでしょうねー。

我が子にポジティブな声かけができる人って、もはや聖人レベルだと思うのは私だけ??

 

 

時々私が言っているのが、「ママが優しく言っているうちに行動したら?今○○やらないと間に合わないんじゃない?」という感じで結果的に脅す?ときもあります。

1回目優しく、2回目普通に、3回目マジギレで叱る、怒る感じです。仏の顔も二度まで。

 

 

わが家も「早くしなさい!」「宿題やりなさい!」「片づけなさい」「勉強しなさい」「もう寝なさい」「歯磨きしなさい」などなど、ネガティブな声かけが本当に多いので、そのうち、強烈に叱っても何の効果も無くなりそう。息子にはもう少し違う声かけで自立というのか、自分で考えて行動するというのを促したいですね。

なぜそれが必要なのか?なぜそうしないといけないのか?

もう少し成長、発達したら、息子の意識も変わるかもしれませんね。

 

 

発達障害って結構成長すると落ちついてくる子も多いみたいなので、本当に必要な事だけ、やってはいけないことをやってしまったときだけ注意するくらいでよいのかもしれません。

親の怒り過ぎも子どもの自己肯定感下がりますから、親ができる範囲で工夫できることは工夫したいですね。