今年は息子のクラスに対人関係のトラブルを抱えているお子さんがいます。
しかも本人は自分がクラスメイトに嫌われているとは思ってもいないようです。
その子は男の子なのですが、しょっちゅう暴言を吐いていて、クラスメイトが毎日心ない言葉を言われているそうです。
息子はなるべくその子の存在を気にしないようにしているようですが、たまたまその子と席が近いこともあり、向こうから話しかけられることも多くあるようです。
『あいつ、ひどいことばっかり言ってくるから本当に嫌』
と毎日自宅で私に怒りモードで私に愚痴ってきます。よっぽど嫌なんでしょうねー。
その子は友達がいるの?と聞いたら
『いるわけないだろ?あんなやつ!みんなあいつが嫌いなんだよ!』とのこと。
クラスメイトの大多数に嫌われるくらいの暴言を吐きつづけているなんて。ブラック企業の理不尽な上司のよう。
普通の暴力は無いようですが、言葉の暴力が日常だと周囲は本当にうんざりなんでしょうね。
自分に言われてるときもあれば、自分以外の誰かが言われているのを耳にすることもあるでしょうし、やはりあんまり気持ちの良いものではありませんからね。
ちなみに私も以前その子に一度暴言を吐かれたことあります。
これ戻してきたら?と言っただけなのに、初対面の大人に『は?うざい』と言うような子を育てているお母さんはさぞかし大変なんだろうなと思いましたよ。
そんなにその子が嫌なら先生にその子にされた嫌なことを言って相談に乗ってもらったら?と言っても『そういうことはしたくない』と却下される。チクるんじゃなくて、どういうふうに関わればいいのか、親以外の大人からアドバイスをもらってもいいと思うんですけど、、、
人と話すのが苦手な内弁慶なところが、私と主人にそっくりです。
そんなに嫌なら近づかないようにしたら?
みんなと仲良くする必要はないしね。と息子に声をかけていますが、息子も周りの友達もどう接してよいのかわからず、言い返さずに我慢しているようです。
みんな大人だねー。
何で我慢してるの?と聞いたら、
『言い返したら、もっとひどいこと言ってくるから言い返せないんだよ!』とのこと。
あー、その子の扱いをみんな学習してるんですね。
クラスメイトも、暴言吐くその子はそんなもんだとそのうちスルーできるようになってくるのでしょう。
学年が上がったらその子に近づかない、関わらない、関わり方がわかってくるんじゃないかと思います。
そういう経験が小学校の集団生活で学べることの一つなのかもしれません。
ちなみにそのお子さんは特別支援を受けているので、親御さんもその子にできることはしていらっしゃる印象です。
周囲を困らせる子は本当は困っている子なんだと思います。特別支援に繋がっていてよかったです。
自分が他人を変えるのは無理ですからね。
息子にとっては今がまさに、自分が取るべき最善の方法を考えたり、行動したり、いわゆる処世術を身につける学びの機会なのだと思います。
今年のクラスは本人にとってあんまり楽しいと思えないクラスみたいなのですが、そういう経験も自分にプラスになったらいいなと思っています。
毎年クラス替えがある小学校なので、来年は仲良しなお友達と一緒になるといいね。と母は願っています。