自閉症スペクトラムと診断されて

2歳で境界知能ASDと診断された普通級に通う6年生男児を育てる母の子育て記録

小学2年生の読書

最近、『俺、表彰されるんだー!』と言いながら、ウキウキ帰宅してきた息子。

いったい何の事?と思って息子に聞いてみると、、、

 

 

息子の通う小学校では1年間に300冊以上本を読むと、表彰されるそうです。

 

 

本当に300も読んだのかい?怪しい。

100の間違いかもしれません。

『がんばってたくさん本を読んだんだね!えらかったね!』

と(気のない)声をかける。

 

 

普通の親の感覚なら、前向きでとても喜ばしいと思うのですが、おそらく息子は本の字面を読んで(追って)いるだけで、文章の内容までは理解できていないと思うんです。

読書が好きで、文章を読んで書いてある内容を理解する力があれば、小学校のテストの読解問題なら100点が取れているはずなんです。

学校レベルの簡単な記述問題すら○がもらえない息子。

文章から気持ちを読み取るとか、気持ちの移り変わりを把握することができていないと思う。とにかく記述が超苦手。びっくりするくらい的外れな事を書いています。

受験塾の国語の問題も、記述は多少書けるようにはなってきましたが、良くても10点中3〜5点しか取れていません。

 

 

とりあえず語彙を増やさないと、文章の内容すら理解できませんので、熟語を含めた漢字を必死に覚えさせていますが、学年相応にしか進められていません。

多少先取りさせたくて、3年生の漢字を今から少しづつやってみない?と聞いても『やりたくない』と全力で拒否されるので、こちらの気持ちが萎えますね。

 

 

知的な能力を伸ばす上で、読書は必要不可欠だと思うのですが、自宅では「おしりたんてい」しか読みません。

家でも読書をしようよと声かけをしていますが、TVばっかり観ています。

本好きな子どもになってもらいたくて、言葉を増やしたり発達を促したくて、息子が幼児の頃は私の気が狂うんじゃないかと思うほど、沢山読み聞かせをしてたんだよね。

 

 

親の私は結構すきま時間に読書してるんですけどねー。

本当は漫画が大好きなのに、私が全然読みたいとも思わない中学受験の問題によく出てくる作品を、電子書籍ではなくてわざわざ文庫本買って読んでますよ。図書館でも借りるけど。

私自身読書は好きなので、どんなジャンルの本でも読んでしまえば結構楽しめますけどね。

 

 

あまり多くを求めてはいけませんね。

(たとえ流し読みでも)来年も学校でたくさん本を読んで、充実した学校生活を送ってもらいたいものです。